『13日の金曜日』 試写会プレゼント

『トランスフォーマー』『アルマゲドン』『パールハーバー』のマイケル・ベイが、
“世界で最も有名なホラー映画”を甦らせた!全世界を恐怖のどん底に叩き込み、
ブームを巻き起こしたあの『13日の金曜日』が、生誕30周年を記念し、全く新たに、
とてつもない<恐怖の形>となりついに復活。そこには、かつて描かれなかった、
一人の恐ろしい復讐鬼と化す”人間=ジェイソン”の誕生や、次々と浮かび上がる
“謎”が押し寄せる湖にまつわる、恐ろしい事件の真相をつかみ、謎を解かなければ
誰もクリスタルレイクからは生き残れない…。


090111_friday13_main_01.jpg公開を記念して、 試写会に5組10名様をご招待!!

【映画 『13日の金曜日』 試写会】
日時:2月6日(金)18:00開場/18:30開映
会場:新宿厚生年金会館

【試写会応募先】
名前・住所・性別・年齢をお書きの上、下記メールにてご応募ください。
応募先:応募締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
応募締切:2009年1月30日(金)消印有効
※当選者の発表は試写チケット発送をもってかえさせていただきます。

090111_friday13_main_02.jpg<STORY>
美しい自然に育まれたクリスタル・レイクのキャンプ場で、一人の少年が溺死する
事件が起きキャンプ場は閉鎖された。それから数十年後、再開されたキャンプ場で、
“13日の金曜日”に世にも無残な殺人事件が発生し、それは続いて第二、第三と続く
恐ろしい事件を誘発するのだった。果たして犯人とその目的は――。
なぜ、この湖で若者だけが行方不明になるのか?
なぜ<13日の金曜日>でなければならないのか?
その姿を見て生きて帰ったものはいないと恐れられる、マスクを着けた
“ジェイソン”とは一体誰なのか?全ての答えは、湖に隠されている!!

<CAST&STAFF>
監督:
マーカス・二スペル … 『テキサス・チェーンソー』

製作:
マイケル・ベイ … 『トランスフォーマー』 、 『アルマゲドン』

主演:
ジャレッド・パダレッキ … 「SUPERNATURALスーパーナチュラル」
ダニエル・パナベイカー … 『スカイ・ハイ』
アマンダ・リゲッティ … 「The OC」
アーロン・ヨー … 『ラスベガスをぶっつぶせ』
ジョナサン・サドウスキー … 『ダイ・ハード4.0』
トラヴィス・ヴァン・ウィンクル … 『トランスフォーマー』

『13日の金曜日』
2009年2月13日の金曜日、全世界同時ロードショー

≪オフィシャルサイト≫
・PC
http://www.friday13.jp/
・MOBILE
http://friday13-m.jp/

配給:パラマウント ジャパン
(C) 2008 by PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.

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2009年1月11日 by p-movie.com

ディザスター・ムービー! おバカは地球を救う

どんな大作映画もパロディ化して大笑いできる「最終絶叫計画」の製作チームが
またもや、おバカなパニック・パロディを発信させてくれた。
ちょうど時期的に不況な世界を目の当たりにしてたら、もう笑うしかない。
この笑えるくらいバカバカしい世界を本作で楽しむ他無い気がしてくる。

090109_disaster-movie_01.jpg今回は、人類の危機というテーマに沿って描かれているのだけど、まったくもって
緊迫感は無い。隕石の落下による危機でさえ、ウィル・スミス主演の「ハンコック」や
「アイアンマン」や瞬間移動できる「ジャンパー」も、緑色に変身する「ハルク」でさえ、
この”危機”には役に立たない。本当の危機が迫っていても、
きっと「セックス・アンド・ザ・シティ」のような強いニューヨーカー達が必要なのかも…。
あまりにも沢山のハリウッド映画のパロディが詰まってて、総てを言い当てられたら
相当な映画好きとも言える。

内容的には、詰め込みすぎとも言えなくもないが、この最初の人類の危機が
どうなってしまうのかは気にしなくても大丈夫そうだ。製作の意図はきっと
原題「ディザスター・ムービー」=ひどい映画、と自虐的な面も含まれてるから
ただ、今は笑って笑ってやり過ごすのが正解!という作品なのだろう。

090109_disaster-movie_02.jpg映画「ディザスター・ムービー! おバカは地球を救う」オフィシャルサイト
http://disaster-movie.jp/
人類最大の危機ですが、何か?
1月10日 新宿ピカデリー、渋谷シネパトス他 全国ロードショー

【映画ライター】佐藤まゆみ

『サーチャーズ2.0』アレックス・コックス監督インタビュー

かつて西部劇の撮影現場でトラウマを受けた子役たち。
彼らがすっかりオッサンとなった今、憎き脚本家を追いかけて、
世にも壮絶(?)な復讐劇の幕が切って落とされる!

古きよき時代の西部劇にオマージュを捧げつつ、9.11以降のアメリカを
オフビートな笑いと共に描いた『サーチャーズ2.0』。常にパンク精神を忘れない、
インディペンデント映画の鬼才アレックス・コックス監督に話を訊いた。

090107_searchers_cox_01.jpg---最近の潮流として世界中の映画監督が「復讐」について描いていますが、
正直、本作ほどユニークな切り口は観たことがありません。

【アレックス・コックス】
そう言ってくれて嬉しいよ。主人公のたどる「(理由の)曖昧な復讐劇」には
9.11以降のアメリカ合衆国の姿を重ねているんだ。誰もが「復讐」は良くないと
分かっているのに、結果的にアメリカは間違った方向に進み、石油のために
いろんなものを奪い取ってきた。と同時に、国民の側には膨大な「矛盾」が
押し寄せてきた。貧富の格差、経済の崩壊などなど、枚挙に暇がないよ。

それらを直接的に批判するのも芸がない。だから私の異邦人としての視点を交え、
あえて「コメディ」という手法でこの問題に切り込んでみたんだ。

---そのタイトルをジョン・フォードの傑作『捜索者』(The Searchers)から
引用しているのをはじめ、本作には「西部劇」というモチーフが散りばめられています。
僕はこれをアメリカの「亡霊」のようにも感じたんですが、監督はどのように捉えて
いらっしゃいますか?

【アレックス・コックス】
きみの言うとおりだ。西部劇はフォーマットとしてまさに「亡霊」。この映画では
旅の車中、ふたりの中年男性がずっと西部劇の話題で盛り上がっているけど、
旅に同行する80年代生まれの娘にとっては西部劇など過去の産物。
興味の欠片すらない。

つまり、この映画はいかに亡霊が消え失せ、人々の心理や好みが変わり、
フォーマットが変遷していくか・・この流れを描いたものでもあるんだ。

---アメリカに対して批判を続ける一方、あなたは英国人にも関わらず、
ずっとアメリカに住み続けてらっしゃいますね。それは心の底でアメリカを
愛してらっしゃるからですか?

【アレックス・コックス】
おお、ゴッド・ブレス・アメリカ!実は妻がアメリカ人なんだよ。以前、彼女と一緒に
私の故郷リバプールに住んでいたんだが、しばらくすると妻からこう宣告された。
「もうこんな街、ごめんだわ!いますぐアメリカに帰る!」ってね(笑)。
そんなこんなで、私はいまアメリカのオレゴン州に移り住んでるというわけさ。

そもそも国家を憎んだってしょうがない。確かにこの国はいま大変な状況に陥っている。
だけどそう追い込んでいるのは政府だ。そこに住む人々のことを考えたとき、私には
この国が嫌いにはなれないよ。第一、親しい友人のほとんどがアメリカ在住だしね。

---それにしても、いまこうしてお話を伺いながら、あなたが
「パンク映画の鬼才」という称号とは真逆の、実に紳士的でマイルドな方であることに
衝撃を受けています。

【アレックス・コックス】
そう言ってもらえて嬉しいね(笑)

---撮影中でも脚本執筆中でも変わず穏やかなんですか?

【アレックス・コックス】
少なくとも私はそう思ってる。
誰もがそうだけど、人間ってのは年齢と共にマイルドになってくるものなんだ。

きっと金のあるヤツには無礼な振る舞いも許されるんだろうね。私みたいに金のない
人間は、いつも丁重に振る舞うしか術がない。人に好かれなければ
お金は集まらないし、映画作りなんてできやしないから。

でも嫌々ながらこの態度をキープしているわけでもないよ。
結局そのほうが仕事がはかどるんだ。仮に一日100ドルで有名俳優に出演して
もらうときでも、こちらが横柄な態度だと相手を怒らせてしまうだけだしね。

お金がないからこそ、私は紳士なのです(笑)!

090107_searchers_cox_03.jpg映画「サーチャーズ2.0」オフィシャルサイト
http://www.uplink.co.jp/searchers/
まだ、死ねない。奴らを捜し出すまでは・・・
2009年1月10日(土)より、
渋谷アップリンクX、吉祥寺バウスシアターほか全国順次ロードショー
(C) 2007 COWBOY OUTFIT, LLC PRODUCTION

【映画ライター】牛津厚信

クローンは故郷をめざす

こんな日本映画、見たことない。サンダンスの脚本コンペで絶賛され、
かの巨匠ヴィム・ヴェンダースがプロデューサーとしての参加を熱望した本作。
まさに息をするのも、まばたきすることさえも許されない。
そんな幻想的、かつ世にも美しい近未来SFが、ここに産声を上げた。

090106_clone_main.jpg宇宙飛行士・高原耕平(及川光博)は大気圏外でのミッション中に事故に逢い、
絶命する。こういうとき、最新技術による保険が速やかに発動するらしい。
それがクローン技術だ。しかし新たに蘇った耕平に異常事態が発生。脳裏に
浮かび上がった記憶に突き動かされ、ベッドから忽然と姿を消してしまったのだ。
彼が目指す先はただ一つ。故郷。大自然に囲まれたその懐かしき場所で、
彼が目にしたものとは・・・。

これが長編デビューとなる中村莞爾監督は、これまで『はがね』『箱-The Box-』という
2本の短編で世界中の映画祭を驚嘆の渦に巻き込んできた伝説のクリエイター
でもある。その映像づくりはいっさいの妥協を許さない。

立ちこめる霧。耳元で微かに響く物音。振動し、共鳴しあう空気。

小栗康平、タルコフスキーを思わせる映像スタイルが時の経過を消滅させ、
時折、濃厚な土の匂いさえ感じさせる。僕らはいまこの瞬間、クローンとともに
自らも故郷を目指し歩いているかのよう。そこで対峙する幼い頃の記憶。
堰き止めていた感情が雪崩のように押し寄せてくる。
はたして「自分」とは何なのか?親子とは?兄弟とは?魂とは?
そして、クローンとはいったい何なのか?

たやすく生命が失われてしまう現代。たやすくリセットの可能となった未来。
そんな時代に向けて本作は「生きろ」とは決して言わない。
しかしクローンがクローンを背負い、過去の自分を肯定しながらとぼとぼと
懸命に郷里をめざす姿を、ただひたすら描き続ける。愚直なまでに描き続ける。

静謐な映像に入り込むVFX。そして美術監督、木村威夫の仕事ぶりも見逃せない。
90歳という高齢を感じさせぬバイタリティで、鈴木清順作品などで築いた伝説を
更に研ぎ澄ませた、まるで彼岸のような、祈りのような世界を築き上げている。

映画「クローンは故郷をめざす」オフィシャルサイト
http://clone-homeland.com/
巨匠が認めた、美しき映像レクイエム
09年1月10日(土)シネカノン有楽町1丁目ほか全国順次公開
(C) 「クローンは故郷をめざす」製作委員会

【映画ライター】牛津厚信

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2009年1月6日 by p-movie.com