萩生田監督の前作『神童』の主題歌の作曲を手がけ、
本作にも素敵なコメントをお寄せ頂いたクラムボンのミトさん。
スペシャル応援団として駆けつけてくださいました!
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司会:
ミトさんから素晴らしいコメントを頂きましたが、監督いかがでしたか?
萩生田監督:
公開直前で、悩める夜を過ごしていた時だったので、ミトさんに観て頂き、
応援コメントを貰って、涙がでる想いでした。
ミトさん:
(映画の題材について)いろいろな意見はありますし、反対意見も出るとは
思うんですけど、僕は『コドモのコドモ』を観て、そんなにシリアスに思って
もらいたくないというか、そのままの素直なかたちで観て、感じて貰いたい
と思いました。言葉で伝えられない感じが、すごく気持ち良かったです。
萩生田監督:
『たゆたう~GOOD TIME MUSIC ofclammbon~』(クラムボン初の
ライブドキュメンタリー)を観て驚きました。ミトさんのお子さんが産まれる
シーンから始まって、ずっとピュアな状態、作らない状態でやっている感じが
凄く良かったです。普段ツアーで廻っている最中はどんな感じなんですか?
ミトさん:
ワーッと巻き込まれているような感じで、特に考えたりはしてないんです。
地方はその場によって反応は違うので、余白を残しておくことでクラムボン
というバンドは上手くやれるみたいです。
司会:
本作で監督は”コドモたちの力強さ”、”あなどれない可能性”を描ききった
とおっしゃっていましたが、父親としてミトさんが”コドモの力、可能性”を感じるのは
どんな時ですか?
ミトさん:
子供自体がそうなのか、子供ってある程度空気をよんでいるなという気がします。
うちの子供もツアー出発の一日前という凄いタイミングで生まれてきて、
(『たゆたう』の)撮影が行われて、「コイツはなんて空気が読めるんだ!」と
思いました(笑)
司会:
ミトさんの一番印象に残ったシーンはどこですか?
ミト:
教室で先生と袂を分かつシーンです。僕が中学2年生のころボイコットしたりしていた
感じと凄く近くて、あれを観ると当時の先生にごめんなさいって言いたくなりました。
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「コドモ」が「オトナ」よりたくましい存在になって
「オトナ」が「コドモ」よりかよわい存在になってゆく
その位置関係がぐるりとひっくり返る様を
この映画は十分な説得力をもって見事に映像に収めていました
あらすじをすこし見て「愛」や「絆」などを執拗に説く映画だと
先入観で思ってしまったあなたにこそこの映画は必ず観てほしい
―――――ミトさん/クラムボン(ミュージシャン)
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『コドモのコドモ』
9月27日(土)渋谷シネ・アミューズ 新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
ただひたむきに、力いっぱい守る。ほんとうに大切なものだから。
【スタッフ・キャスト】
◆監督:
萩生田宏治 『神童』
◆出演:
甘利はるな、麻生久美子、宮崎美子、谷村美月、草村礼子、塩見三省 他
◆主題歌:
奥田民生 「SUNのSON」(キューンレコード)
公式サイト:http://kodomonokodomo.jp/
配給:ビターズ・エンド
(C) 2008 『コドモのコドモ』製作委員会