ビームービー

「シュレック」や「マダガスカル」でお馴染みのドリームワークス製作のアニメーション。今回の主役は、働き蜂のバリー。

声の出演は、ジェリー・サインフェルド、レネー・ゼルウィガー、マシュー・ブロデリック、パトリック・ワーバートン、ジョン・グッドマン、クリス・ロック、バリー・レビンソン、キャシー・ベイツ、リップ・トーン、ミーガン・ムラリー。監督は、サイモン・J・スミス&スティーヴ・ヒックナー。

バリーは新米の働きバチ。でも、毎日同じ仕事をする事にうんざり。そこで、生まれて初めて巣の外へ冒険に出た。そして、心優しい花屋のヴァネッサに命を助けてもらい友だちになる。
でも、あるときスーパーで大量のハチミツを発見する。”どうして人間が僕たちのハチミツを持ってるの?”本当のことを知りたいバリーは人間のハチミツ工場に忍び込むことを決める。ところが、その思いつきは、とんでもない騒動の始まりだった…。

蜂が人間の言葉を喋り、人間を訴えて裁判を起こして勝訴。蜂は花の受粉を止めてしまい生態系が壊れ…と、ムチャクチャな物語が次々と展開されていく。アメリカのアニメーションは、どこへ向かっているのだろう?
因みに、ドリームワークスの次回作は北京五輪に合わせた、「カンフーパンダ」です。

91分 1月26日より
丸の内プラゼールほかにて全国一斉ロードショー

【映画ライター】気まぐれ飛行船

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2008年2月13日 by p-movie.com

テラビシアにかける橋

1978年の出版以来、全世界で500万部以上の部数を誇るキャサリン・パターソン原作のベストセラー児童文学書を「ラグラッツ・ムービー」のガボア・クスポ監督が映画化。

出演は、「ザスーラ」のジョシュ・ハッチャーソン、「リーピング」のイナゴ少女アナソフィア・ロブ、「あの頃ペニー・レインと」のズーイー・デシャネル、「ターミネーター2」のロバート・パトリック。

11歳の少年ジェスは、貧乏子沢山の学校でもいじめられっ子。楽しみといえば架空の生き物やストーリーを空想して、それをスケッチすることだけ。
そんな彼に、素晴らしい出会いが訪れる。隣の家に越してきた、とびきり個性的で活発な転校生少女のレスリーだ。
現実社会にうまくとけ込めず、豊かな想像力をもつ二人はすぐに親友同士に。そして小川を隔てた森に「テラビシア」という想像上の国を創りあげる。不思議な生き物やお城と美しい自然に満ちたファンタジックな王国で、二人は不安を乗り越えて魂を解放していくのだが、思わぬ結末が待っていた…。

「ナルニア国物語」のようなファンタジーだと思ったらちょっと違った。
後半すぎのある出来事によって、これは逆境の中で生きる少年の成長物語だと感じた。あまりいうとネタバレになるが、「マイ・ガール」の少年版SFXヴァージョンかな。
でもこれは、女性に見て欲しい作品です。

95分 1月26日より渋谷東急ほかにて全国一斉ロードショー

【映画ライター】気まぐれ飛行船

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2008年2月13日 by p-movie.com

ちーちゃんは悠久の向こう

日日日(あきら)の「ちーちゃんは悠久の向こう」(新風舎文庫刊)を映画化。

出演は、「渋谷区円山町」の仲里依紗、「バッテリー」の林遣都、高橋由真、波瑠、奥村知史、小野まりえ、永山菜々、飛田光里、中山祐一朗、霧島れいか、堀部圭亮、西田尚美。監督は、兼重淳。

ちーちゃんとモンちゃんは仲の良い幼馴染み。高校生になっても、相変わらずいつも一緒だ。昔からオカルト好きのちーちゃんに引っ張られ、共に学園七不思議を探るモンちゃんは、ちーちゃんの笑顔を見ているだけで幸せになる。
授業中にこっそり交す秘密の目配せ。2人だけの屋上ランチで食べる、ちーちゃん手作りのお弁当。ちーちゃんだけに打ち明ける家族の問題。こんな穏やかな毎日が永遠に続くようにと願っていた。しかし、そんな二人の周辺で次第に不可思議な出来事が起こり始める。
モンちゃんが抱える秘密、そして二人を待っていた予想外の結末とは―。

シアターN渋谷はホラー映画ばかりやっている映画館なので、てっきりオカルト映画だと思って見ていたのだが、なんかチグハグな展開だなと思っていたところに強烈なオチを時間差で2発食らった。無警戒だったので、完全にやられた。
こういう出会いがあるから、映画鑑賞は止められない。

94分 1月19日よりシアターN渋谷にて公開

【映画ライター】気まぐれ飛行船

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2008年2月13日 by p-movie.com

THEM ゼム

ルーマニアで起きた衝撃の実話をフランスが製作した、ショッキングなサスペンス・スリラー。

出演は、オリビア・ボナミー、「輝ける女たち」のミヒャエル・コーエン。
監督のダビッド・モロー&グザヴィエ・パリュは、この作品が認められてハリウッドに招かれ、「the EYE【アイ】」のハリウッドリメークを製作している。

2002年10月7日のルーマニアの首都ブカレスト郊外。フランス人学校の教師クレモンティーヌと夫で作家のリュカは、自然に囲まれた静かな屋敷での落ち着いた生活を気に入っていた。
だがその夜、彼らの幸せと平安は一瞬にして崩壊する。無気味な反復音を響かせ”奴ら”の蹴撃は突然はじまった。電気が切れ、懐中電灯のような照明を手から放つ、姿の見えない”奴ら”が屋敷に迫り、やがて侵入を開始した。屋敷は暗黒の迷路と化し、閉ざされた林は彼らの悲鳴と絶叫を閉じ込める。次第に追い詰められた2人を、”奴ら”はなおも執拗に追い続ける。果たして2人に夜明けは訪れるのだろうか…。

郊外の夜道で電柱に激突して動かなくなった車に乗っていた母親と娘や、孤立した林の中に建つ一軒家の屋敷に住む夫婦が、何者かに狙われるという77分間の古典的なスリラー。

低予算で短くても、観客を楽しませることが出来るという、お手本のような作品。しかしかなりの説明不足、でもそれは確信犯です。

77分 1月26日よりシネセゾン渋谷にてレイトロードショー

【映画ライター】気まぐれ飛行船

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2008年2月12日 by p-movie.com

ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE

前代未聞のふえ青春ギャグムービー!

オススメ度:-
2008年/日本/カラー/99分/実写化(一部アニメ化)

<STORY>

高校卒業を間近にひかえた酒留清彦。彼は進学も就職も蹴ってミュージシャンになる決心をする。
ロックな生活を志した彼は、ギター1本でオーディションに参加することに。会場では数々のバンドが集まる中、たてぶえを持った一人の男が暴れているのが目に入る。これが、清彦とジャガージュン市の初めての出会いだった…。
オーディションの結果、清彦はある芸能人養成所に籍を置くことになる。清彦がやる気になったのも束の間、養成所の男・三太夫セガールに連れられて来たのは、なんと「ふえ科」だった。当然ギター科に入ったつもりだった清彦は驚愕。しかし契約書をよく見ると、そこには「ふえ科入学希望」の小さい文字が。さらに教室の中で清彦を待っていたのは、オーディションで出会ったあの男・ジャガーだった…。
半ば詐欺に近いやり方でふえ科に入れられた清彦は、ジャガーに「ピヨ彦」と名付けられまさに踏んだり蹴ったり。ふえ科でピヨ彦は、謎のヒップホップ忍者・ハマーや、謎のアイドル志望の女の子・高菜という個性的な人間と出会いながらも、いつしかふえ科に馴染んでしまう。ピヨ彦…いや、清彦の目指したロックな生活はどこへ…。
しかしまもなく、養成所の赤字の原因であるふえ科は三太夫セガールから廃止の通告を受ける。彼が言うには「ここ数年ふえ科から支払われていない授業料を払えば存続させる」ということらしいが…、その額はなんと数千万円!ジャガー以外の3人はそれほどふえにこだわりはなかったが、セガールは「ふえ科のメンバーは今後音楽業界では生きていけなくする」と言っているらしい。かくして4人は、お金を工面すべくある作戦を実行することに…。
その頃とある店の奥では、貴重なふえを手に入れようと企む怪しい人物が微笑んでいた…。
(公式サイトより)

<REVIEW>

週刊少年ジャンプに連載中のうすた京介原作のギャグマンガを実写(一部アニメ)化したとてもクダラナイ作品。
出演は、要潤、大村学、高橋真唯、小木博明、なぎら健壱、酒井敏也、板尾創路、カルーセル麻紀。
ギタリストを目指す酒留清彦は、ジャガージュン市と出会って強制的にふえ科に入れられる。しかし、そのふえ科も資金難で存続できないことになってしまう。
そんな時、世界中で注目されている珍笛が日本に上陸。ふえ科のメンバーはその高価な珍笛を奪ってお金を稼ごうとするのだが、そこにまた邪魔が入り、珍笛は何処へ行くのやら?
設定も分からなければ、やりたいこともよく分からない行き当たりばったりのバカ映画。これは、「魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE」や「逆境ナイン」を超える下らなさ。
その中にアイドル志望の役で何故か出演している高橋真唯は、「クワイエットルームへようこそ」の役で激痩せしてたが、顔がホッソリして以前と比べてかなり変わった。

<CREDIT>

■監督:マッコイ斉藤
■脚本:オークラ
■原作:うすた京介
■出演:要潤、大村学、高橋真唯、小木博明、なぎら健壱 ほか
■配給:ハピネット

映画 『ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE』
2008年1月12日よりシネ・りーブル池袋にて公開

公式ホームページ http://www.liverp.co.jp/jaguar/cinema_top.html

(C) 「ピュー!と吹くジャガー THE MOVIE」製作委員会

【映画ライター】気まぐれ飛行船

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2008年2月12日 by p-movie.com