家門に恥じないエリートの嫁探し! ★★★★
[原題] 家門の栄光2
[05/韓] 1h55 11月18日 シネマート六本木、シネマート心斎橋にてロードショー!
[監督] チョン・ヨンギ
[製作] キム・ウテク、チョン・テソン
[脚本] キム・ヨンチャン
[撮影] ムン・ヨンシク
[音楽] キム・ウチョル
[衣装] ム・ジョンウォン
[出演] シン・ヒョンジュン、キム・ウォニ、キム・スミ、タク・チェフン、コン・ヒョンジン、イム・ヒョンジュン、シニ
[配給] リベロ
オフィシャルサイト:http://www.kamon-kiki.jp/
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韓国の大ヒットラブコメディ「家門の栄光(邦題:大変な結婚)」シリーズの第2弾。
前作でマフィアと一般人の結婚を大騒ぎの中、描いてくれ楽しませてくれたが、今回もまたあり得ない状況の結婚観で笑わせてくれる。
前作では、韓国マフィア一家の4人兄妹で、上の三人の兄達が一番末っ子の妹の結婚相手にエリートのIT社長とくっつけようと奮闘するストーリー。
今回は別のマフィアが舞台となるが、やはり三人兄弟が頑張ってるヤクザの一家が家門を守る為に奮闘するストーリー。白虎組の女ボス、ホン・ドクチャは、長男インジェ(シン・ヒョンジュン)にエリートの花嫁を迎えることが夢。だが、長男インジェは、どんな女性とも付き合う気が無い。仕方なくドクチャは自分の還暦の誕生日までに嫁を連れてくるようにと命令を出す。
ところが突如、インジェの目を奪う女性が現れた。その女性、ジンギョンは学歴、美貌、性格ともに完璧。しかし、彼女の職業はヤクザの天敵である敏腕検事だった…。
インジェは、そして弟二人は、この危機を乗り越えられるのか?!
前作同様、“マフィア”なんだけど、いまいちピンと来ない暴力団なのだ。やっぱり前作同様に兄弟がマフィアらしくない面白い三兄弟として描かれてしまう
からかもしれない。長男インジェ演じるシン・ヒョンジュンが一番怖くて良いハズなのに、恋してる時の表情と仕事してる時の表情が全然変化しない。
でも最初からインジェは、カッコつけの男じゃないのだ。常にビシっとしてるわけじゃない。劇中、彼の過去までも回想されてしまうシーンは80年代の若い時代だけに現在の彼とは掛け離れた姿は大いに笑わせてくれる。特に検事を演じたキム・ウォニは一人二役というカメレオン的な演じ方をするから笑いが止まらない人も多いだろう。
どっちにしろ今回はヤクザと検事じゃ結ばれるかどうか微妙な線で切なくもあり、結婚するという事にパワフルな勇気が必要と感じる。
慎重になり得る結婚が、愛さえあればここまでするのか?!という驚きの展開がちょっと感動的。
(佐藤まゆみ)