ジョージ朝倉原作「平凡ポンチ」実写映画化決定!!

原作:ジョージ朝倉 × 脚本:佐藤佐吉

原作は多くの女性ファンを持つ漫画家、
ジョージ朝倉の累計発行部数20万部突破コミック「平凡ポンチ」。
原作者自ら「この原作を映画化できるのは”佐藤佐吉”しかいない」と指名!!

邦画界きっての鬼才、サブカルの雄、佐藤佐吉監督の長編第二弾!!
日本中をあっと言わせた「東京ゾンビ」から3年、
今度はラブストーリーで佐吉ワールド炸裂!!
ぶっ飛んだ原作をどう脚本化し映像化するのか?
佐藤佐吉による監督・脚本・出演!!”これをやれるのは俺しかいない!!”

主演:秋山莉奈 × 出演:佐藤佐吉080728_sakichi_to_akiyama.jpg

グラビアアイドル秋山莉奈の映画初主演!!
邦画界きっての鬼才監督がオシリーナに迫る!!
巨乳願望のある美少女鰐淵ミカ役に秋山莉奈、
そして巨乳アイドル役に森下悠里が決定!!
佐藤佐吉監督が、自ら商業映画デビューしたい自主映画監督を熱演!!

【あらすじ】
真島アキ(佐藤佐吉)は三十路に足を突っ込んだデブで冴えない男だが、
映画への志はあり、才能もある自主映画監督である。
ところが待ちに待った商業映画デビューの話を土壇場で
ライバル・新開(柄本佑)に奪われてしまう。
失意の中にいる真島の前に突如現れたのは謎の美少女ミカ(秋山莉奈)。
ミカは巨乳願望を持つ女優志願者で、真島に自分の映画を撮って欲しいという・・・。
突然狂いだした真島の人生。思わぬことから巨乳アイドル(森下悠里)を殺害したり、
急にイケメン(小西遼生)に変身したり、数々のぶっ飛んだ出来事に翻弄されながらも、
二人の心は次第に近づいていく。
真島とミカの愛の行方は?!そして映画は完成するのか?!
今、ここに沸点ギリギリ、破天荒な純愛ロードムービーが誕生する!!!

【キャスト】
秋山 莉奈 「仮面ライダー電王」、TV「24のひとみ(TBS) ほか
佐藤 佐吉 「キル・ビル」、「アフタースクール」 ほか
森下 悠里 「秘密潜入捜査官ワイルドキャッツ」、「ギララの逆襲」 ほか
小西 遼生 「ルナハイツ2」、TV「牙狼(テレビ東京)」、「恋話(テレビ朝日)」 ほか
柄本 祐   「カメレオン」、「ラストゲーム」 ほか
哀川 翔   「黄泉がえり」、「クロサギ」 ほか

 

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クランクインした「平凡ポンチ」の現場からコメントが届きました!

◆監督・脚本・出演:佐藤佐吉 ≪真島アキ 役≫
企画がスタートし約2年が経ち、ようやく原作と脚本が繋がった気がします。
キャスティングについては、僕自身普段の仕事では遭遇しないようなアイドルの方々や
未知数な強烈な個性を持った俳優さんたちに集まって頂きました。
現場ではスタッフ、キャストの熱意を強く感じながら、映画の神様と格闘しています。

◆「平凡ポンチ」(小学館IKKI COMIX)原作者:ジョージ朝倉
もし映画化するなら佐藤佐吉さんに脚本を書いてもらいたいと言ってみたら、
それが現実になって本当に驚いています。実際に撮影現場を見て、
こんな破天荒な漫画を描いてごめんなさいと思いました。
けれど、漫画の世界が実際に現実になって嬉しいです。

◆主演:秋山莉奈 ≪鰐淵ミカ 役≫
今までは内に秘めているような役が多かったので、今回のような明るく元気な役は
すごく難しいです。でも原作ファンの方にも見て楽しんでもらえるような
作品になるように、がんばっていきたいと思います。

◆森下悠里 ≪中村ヒナ 役≫
生まれて初めての死体の役で、中型のトランクに入れられたんです。
私って胸もおしりも大きくてそんな細い人じゃないので、ほんとにあちこち痛くなりました。
そのシーンはぜひ見てもらいたいです。


 ◆小西遼生 ≪イケメンに変身した真島アキ 役≫
今回は普段の生活やこれまでの仕事とは180度違うので、深く考えずに思った気持ちを
まっすぐに伝える熱い演技をしたいと思っています。

映画をめぐる愛の物語が、映画になって帰ってくる
「平凡ポンチ」公式ホームページ
http://www.heibonponch.com/

080728_konishi.jpg本年度晩秋公開!

制作快調!!

乞うご期待!!!

(C)「平凡ポンチ」製作委員会

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2008年7月28日 by p-movie.com

7月19日『新宿ピカデリー』オープン!!

080719_piccadilly_01.jpg7月19日伊勢丹新宿本店に隣接する都心最大級の規模を誇るシネマコンプレックス「新宿ピカデリー」がオープンします。全10スクリーンにデジタル映写機を導入し、年内には国内初となる映画を集中管理する、次世代のシアターオペレーションが完成します。

080719_piccadilly_02.jpgピュアホワイトを基調とした館内は、逸る気持ちをさらに高ぶらせてくれそうです。コンセッションではクロワッサンやデニッシュなどの飲食も充実しています。特に餡子クロワッサンはとても美味でした。是非、映画鑑賞のお供にいかがでしょうか。

080719_piccadilly_04.jpgまた、世界初の試みとして映画館の特別席「プラチナルーム」が年間3000万円で販売されます。販売については、伊勢丹新宿本店内JTB伊勢丹トラベルカウンターで取り扱われています。「プラチナルーム」はプライベート型の贅沢なバルコニー席で、カッシーナのソファで寛ぐことができます。また、バルコニー席の中央に設けられた「プラチナシート」も年間1000万円で利用することができます。

詳しくは情報満載の「新宿ピカデリー」ホームページへどうぞ
http://www.shinjukupiccadilly.com/index.html
新宿から始まる映画ライフ 7月19日(土)オープン!!
(C) 2007-2008 SHOCHIKU Co.,Ltd.AllRights Reserved.

【ライター】ハルE

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2008年7月19日 by p-movie.com

『TOKYO!』 レオス・カラックス来日記者会見

デビュー以来、”恐るべき子供”として世界を衝撃の渦に巻き込んできた奇才レオス・カラックス監督。
080718_tokyo_01.jpgそんな彼が『ポーラX』以来9年もの沈黙を破り、オムニバス映画『TOKYO!』にて待望の最新作を発表する。その名は<メルド>。フランス語で「糞」という意味を持つこの短編が提示した衝撃世界とは!?ここに16日に行われた緊急来日会見の模様をお伝えする。

■繊細な感性から生まれた衝撃的アイディア

080718_tokyo_02.jpg小規模の会場で行われた親密なる記者会見は、絶え間なくタバコをくゆらせるカラックスのペースを寸分も崩すことなく進められた。サングラスで表情を隠し、質問者の方へ顔を上げることもない。ささやくようにして語られる回答は常に簡潔…。

そんな繊細さからは想像もつかない衝撃世界を目まぐるしく展開させたのがこの<メルド>なのだ。その着想の瞬間を、彼はこう振り返る。

「パリ市内を歩きながら思いつきました。地下からいきなり怪人が現れ、行きかう人々を倒しながら進んでいったら面白いだろうな、と。(『TOKYO!』の)話を頂いたのはその後ですが、まずは東京のことなど何も知らない状態で一気に書き上げました」

その怪人は、突如マンホールから這い出てくると、銀座の大通りを闊歩しながら通行人にあらゆる悪行を浴びせかける。まるで降って湧いた天災のごときこの男、姿カタチこそ全く違うが、その精神性はまさに”ゴジラ”のごとし!

カラックスはこの未知なる存在を「CGや着ぐるみではなく、リアルな人間の身体で表現することこそ重要で、心惹かれた」と語る。

さらに彼は、<メルド>の日本語訳「くそ」という言葉を真顔で何度も繰り返しながら、このタイトルの由来を明かす。

「私自身、この言葉が大好きです。この映画は子供のように退化していく”私たちの時代”について語ったものでもあり、この怪人は”子供”そのものだと思います。子供ってよく『うんこ!』とかって平気で口にしますよね」

破壊的なまでに無邪気、無軌道なまでの差別主義者。そんな常識では計り知れない存在こそ、この怪人<メルド>なのだ。破壊の限りを尽くす彼の姿を見ていると、これは映画界におけるレオス・カラックス自身なのではないかとすら思えてくる。

■長きに渡る沈黙の意味とは…?

080718_tokyo_03.jpg9年間ものあいだ、メルドと同じく沈黙を守り通してきた彼。映画作家にとってこんなにも長らく新作を発表する機会がなかったという状況を、カラックス自身はいったいどのように捉えているのだろう?筆者が直接、質問をぶつけてみた。

するとこんな率直な答えが返ってきた。

「私は自分のことを”映画作家”と限定して考えたことはありません。人生の中でときどき映画を作っている人、と捉えています。映画を作らなくても他のことをやって…たとえば、旅をするとか、本を読むとか、恋に落ちるとか、病気をするとか、書き物をするとか、そういうことで割と平気でいられるときもありますし、逆に映画を作らないことでどうしようもない胸の苦しみを感じるときだってあります。

実は映画を発表するたびに自分というものに失望してしまうのです。ですからその都度、そこから立ち直る期間が必要となります。振り返ってみると、20代には3本の長編を撮り、30代には1本、そして40代になると、いまのところ、半本(短編)。…だんだん映画制作から遠ざかっているような気がしますね」

やはりこの人、商業主義とは圧倒的に次元の違う世界に住んでいる。

彼にとっての映画制作とは、仕事というよりも、むしろ人生の節目において自分の体内に蓄積されたものを一気に吐き出す”儀式”のようなものかもしれない。そして、そのとき炸裂する芸術性の威力は、常に計り知れないレベルにまで膨れ上がるのだ。

会見が終わったあと、PMG用に写真撮影をお願いしてみたのだが、「ごめんなさい、写真はあまり好きではないのです」と丁重に断られてしまった(なのでここに掲載してあるものは全てオフィシャル写真です)。無念の思いは尽きないが、いや逆に、レオス・カラックスが軽々と写真撮影に応じてくれたならば、そっちのほうこそ失望そのものではないか。

僕には、颯爽とどこかに去っていく彼の後ろ姿を、いつまでも見つめているしか術がなかった。彼がこの『TOKYO!<メルド>』に続く新たな創作の場に身を委ねてくれることを強く願ってやまない。とりあえずは気を揉むことなく、努めて気長に待つこととしよう。

映画「TOKYO!」オフィシャルサイト
http://tokyo-movie.jp/
(C)2008  『TOKYO!』
晩夏、シネマライズ、シネ・リーブル池袋にて世界先行ロードショー

【映画ライター】牛津厚信

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2008年7月18日 by p-movie.com

7月のバリアフリーシアター『やわらかい手』

7月のバリアフリーシアターは、今冬公開され、話題となった
洋画「やわらかい手」(R-15)です。
川崎市アートセンターの「アルテリオ・シネマ」では、
初の洋画作品のバリアフリー上映となります。

副音声ガイドの吹替え声優には
「いつか読書する日」の監督・緒方明さんがゲスト出演。
主人公・マギーによって温かな心を取り戻してゆく
裏社会の孤独な男を演じます。

「やわらかい手」は、配給会社・クレストインターナショナルの
ご理解・ご協力により、副音声ガイド制作を取り組むことができました。
吹替え・ガイド制作は、NPO法人KAWASAKIアーツが担当しました。
また、全国各地でのバリアフリー上映の際の台本の貸し出しや
収録音声の貸し出しも可能となっています。

洋画の字幕が苦手な方にも、原音を聞きながら、
日本語吹替え・副音声をイヤホーンでお楽しみいただけます。
ぜひ、みなさまお誘い合わせの上、ご来場ください。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。

080717_yawarakai-te.jpg◆作品紹介
「やわらかい手」(R-15)
2006年/103分
イギリス、フランス、ベルギー、
ドイツ、ルクセンブルグ

監督:サム・ガルバルスキ
出演:マリアンヌ・フェイスフル、
    ミキ・マノイロヴィッチ

愛する孫を守るため、私が始めた秘密の仕事…
ロンドン郊外に住む平凡な中年主婦・マギー。病に冒された孫のオリーの手術費を稼ぐため、切羽詰まった彼女は「接客」業を始める。そこは壁にあいた穴越しに手で男をイカせる”ラッキー・ホール”の風俗店だった。残された道はない。覚悟を決めて「仕事」を始めてみると、意外にも彼女はゴッド・ハンドの持ち主だったのだ! マギーについた源氏名は「イリーナ・パーム(手のひらイリーナ)」。長蛇の列ができる売れっ子になり、その噂はソーホー中に広がっていく一方、オリーの病状は、ますます深刻になり、一刻も早く手術費を工面したいマギーは焦るばかり。図らずも迷い込んでしまったこの世界で彼女の人生は思いがけない方向へ廻り始めていくのだが、その先にあるものは?

伝説のミューズ、マリアンヌ・フェイスフル
主人公マギー役のマリアンヌ・フェイスフルはミック・ジャガーの恋人としてだけでなく、貴族出身の気品と美しい容姿で世界中を虜にした伝説のミューズ。スターの座からの転落・ドラッグ中毒・ホームレスなどの壮絶な実人生を乗り越えた彼女だからこそ説得力ある演技と圧倒的な存在感は、観る者の心をつかんではなさない。

◆副音声ガイド付き上映日/7月19日(土)、20日(日)10:00~

◆チケット料金/一般1500円、大学・専門生1200円、
           シニア・障がい者・付添・会員1000円、高校生以下800円

◆イヤホーンガイド予約/予約専用ダイヤル
 Tel.044-959-2255(平日のみ 9:30~19:30)

【駅からの送迎をご希望の方へ】 
◆チケットのご予約時に、お申し込みください。上映日の前日に
待ち合わせの時間と場所を確認するお電話を掛けさせていただきます。
◆今回は午前9時半に新百合ヶ丘駅、改札を出たところでの待ち合わせとなります。

【お問い合わせ】 川崎市アートセンター  
Tel. 044-955-0107
Fax. 044-959-2200
E-mail: info@kawasaki-ac.jp

【川崎市アートセンターまでのアクセス】
小田急線新百合ケ丘駅(急行停車。新宿より23分)下車。
北口徒歩3分。世田谷町田街道沿い。
駐車場はありません。

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2008年7月17日 by p-movie.com

『TOKYO!』 完成記念記者会見

世界のトップ・クリエーター、ミシェル・ゴンドリー、レオス・カラックス、ポン・ジュノ。
この3人が東京を舞台にそれぞれのイマジネーションの炸裂させたオムニバス・ムービーが『TOKYO!』(晩夏、シネマライズ、シネ・リーブル池袋にて世界先行ロードショー)だ。

080704_tokyo_03.jpg7月2日、その完成を報告する記者会見が開かれた。
出席者はポン・ジュノ監督、香川照之さん、蒼井優さん、藤谷文子さん、加瀬亮さん(以下、敬称略)。

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■熱気あふれるポン・ジュノ組
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香川と蒼井は本作でポン・ジュノ監督が手がけるパート<シェイキング東京>に出演している。

『殺人の追憶』や『グエムル 漢江の怪物」で知られる奇才ポン・ジュノは、筋金入りの日本通として『リンダ リンダ リンダ』や『オールドボーイ』などで日韓交流の橋渡しも果たしてきた。そんな彼は今回のプロジェクトについて「東京を舞台に映画を撮るというのは、初恋の人に手紙を書くような体験でした」と打ち明ける。

キャスティングにもいっさい妥協を許さない。今回”10年間、自宅からいっさい出たことのない引きこもり”を演じる香川照之についても「西川美和監督の『ゆれる』を観て衝撃を受けました。『日本人俳優で”ひきこもり”を演じられるのはこの人しかいない!』って最初から心に決めていました」と熱い思いを滲ませていた。

ラブコールを受けた当人、香川はこう語る。

「オファーを受けたときは驚きましたね。だって、”引きこもり役”だったら加瀬(亮)がいるじゃないか!と(笑)。日本でこの手の役をやらせたら彼の右に出るものはいないですよ。でもどうやら彼は他のパートに出演が決まってるようだったし、だったら俺がやるしかないか!と」

この言葉に場内は爆笑。同席した加瀬もいきなり自分の名が登場してびっくりした表情を浮かべていた。

そうやって動き出したポン・ジュノ組の現場について蒼井は「ポン・ジュノ監督とお仕事がご一緒できるということで、日本人スタッフやキャストには特殊な緊張感というか、”熱”みたいなものが漂っていましたね。この一瞬一瞬を大切にしたいというみんなの気持ちが仕事へのこだわりにも現れていて、中には『照明、2時間待ち』って時もあったぐらいで」と振り返った。

■ゴンドリー組はちょっと違う…?
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対する加瀬&藤谷はミシェル・ゴンドリーのパート<インテリア・デザイン>への参加組だ。今しがた間近で語られたポン・ジュノ組の”熱い現場”のエピソードを受けて、「いやあ、うちらと全然違うんだなあって…」と顔を見合わせて笑う。

彼らの目から見たゴンドリー監督はやっぱり変わった人間だったようだ。「だいたい今日も(せっかくの会見なのに)来てないですし(笑)」と切り出した加瀬の言葉にはゴンドリー組の特殊な雰囲気が垣間見える。

「ちゃんと脚本があるんですが、現場に行ってみると監督がどんどんアイディアを出してきて、それを通訳している側からまた別のアイディアがどんどん湧き出てくるという…もう通訳が追いつかない感じなんですね(笑)。それに一度なんか『ジェームズ・ブラウンっぽくやってみて』なんて無茶な要求も…でも憎めない人ですよ(笑)」

藤谷もこう続ける。

「気が付くとカメラが回っていた現場でした。私たちはどこからどこまでがお芝居なのかだんだん境目が分からなくなってきて、ときにはカットがかかるまで即興で演技を繋いだりもしてました。ゴンドリー監督は何度も同じ演技を繰り返させるんですけど、そうすることでこちらも余分な緊張感が無くなって研ぎ澄まされていくんです」

なるほど、さすがオリジナリティ溢れる世界観を確立している名匠の現場は一味ちがう。もちろんその唯一無二の空気は作品にも思いっきり結実しているのは言うまでもない。

名匠たちの視線によって一枚、また一枚と剥がされていく大都市のベール。その先には、もはや地理学的な「東京」を超え、それぞれの胸の中で花開いた独自の「TOKYO」の姿がある。このTOKYOをめぐる旅は、彼らの冒険でもあり、そして僕ら観客の冒険でさえあるのかもしれない。

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ちなみに、今回の会見に同席できなかったレオス・カラックスが紡ぐパート、<メルド!>も通常の頭では予想もできないような、とんでもない怪作に仕上がっているので、お見逃しなく!

映画「TOKYO!」オフィシャルサイト
http://tokyo-movie.jp/
(C)2008  『TOKYO!』
晩夏、シネマライズ、シネ・リーブル池袋にて世界先行ロードショー

【映画ライター】牛津厚信

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2008年7月4日 by p-movie.com