スーパーサイズ・ミー

それでも君は食べ続けるのか?

オススメ度:★★★★☆
2004年/アメリカ/カラー/98分/

<INTRODUCTION&STORY>

ある日、モーガン・スパーロック監督は、肥満症に悩む若い女性2人が「こうなったのはハンバーガーのせい!」という理由でファーストフード店を訴えた報道を目にする。そして、スパーロックは“最高で最悪のアイディア”を思いついてしまった!それはまさしく“僕を特大(スーパーサイズ)にしよう!”。彼が挑んだのは、食事を30日間マクドナルドに限定し、自ら作成したルールに従って人体実験し、映画を作ることだった。

全米ボックスオフィスのトップ10にも食い込んだ、人体実験食生活ドキュメンタリー。ルールは4つ。
1.店にあるものしかオーダーしてはいけない。
2.スーパーサイズを勧められたら断わらない。
3.全てのメニューを必ず食べる。
4.朝・昼・夜の3食を食べ、残してはいけない。

30日間の密着ドキュメントではなく、アメリカの給食事情のレポートなども取り入れ、未成年犯罪や引きこもりは、食生活が影響しているというレポートが面白い。
アニメーションを取り入れたりと娯楽性も強調されているが、満腹の時や食べながらの鑑賞は避けたほうがいいかも。

<CREDIT>

■出演者:モーガン・スパーロック
■製作、監督、脚本、出演:モーガン・スパーロック
■配給:クロックワークス ファントム・フィルム
■宣伝:ファントム・フィルム

■公式ホームページ: -

[04/米][SUPER SIZE ME:全米公開2004年5月7日] 
2004年12月25日よりシネマライズほかにて全国順次ロードショー

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カテゴリー: アメリカ | ドキュメンタリー | 映画レビュー

2004年12月27日 by p-movie.com

コールド マウンテン【R-15】

21世紀の「風と共に去りぬ」

オススメ度:★★★★☆
2003年/イギリス・イタリア・ルーマニア合作/カラー/155分

<INTRODUCTION&STORY>

ベストセラーとなったチャールズ・フレイジャーの壮大な小説を「イングリッシュ・ペイシェント」のアンソニー・ミンゲラ監督が映画化した至高のラブストーリー。出演は「ロード・トゥ・パーディション」のジュード・ロウ、「ドッグヴィル」のニコール・キッドマン、「恋は邪魔者」のレニー・ゼルウィガー、「スペース・カウボーイ」のドナルド・サザーランド、「25時」のフィリップ・シーモア・ホフマン、「ロスト・イン・トランスレーション」のジョヴァンニ・リビシ、「スター・ウォーズ エピ1&2」のナタリー・ポートマン。

南北戦争末期の1864年。南軍兵士としてヴァージニア州の戦場に送られたインマンは、ゲリラ戦に出撃を命じられた結果、瀕死の重傷を負って病院に収容される。回復を待つ間、彼の脳裏に浮かぶのは、3年前に離れた故郷コールドマウンテンの懐かしい情景。そして、出征前にただ一度だけ口づけを交わした恋人エイダの面影だった。この世に1つだけ確かなものがあるとしたら、それは彼女への愛をおいて他にない。その想いに駆り立てられたインマンは、脱走兵として死罪に問われるのを覚悟で、故郷への道を歩み出す。一方、その間に父を亡くす不幸に見舞われたエイダは、生活の手段を失い、窮地に立たされていた。明日の食べ物にも事欠く苦境の中、インマンとの再会だけを心の支えに生きるエイダ。そんな彼女に、救いの手をさしのべる流れ者の女ルビー。彼女の指導を受け、辺境の地で生き抜く術を身につけていくエイダ。そして遂に、エイダの元へ、インマンが帰り着く日がやって来る。

<REVIEW>

戦争とラブストーリーという昔から沢山ある物語を、豪快に描いた超大作。戦争シーンは、CGをふんだんに使い、爆弾で地面が盛り上がったり、爆風で服が吹き飛んだりと迫力あり。忘れがちな戦争で待っている女性側のエピソードも満載。これが、レニー・ゼルウィガーにアカデミー助演女優賞を獲得させた。制作したミラマックス社は、アカデミー賞となると映画並に金を掛けて宣伝費を使い捲るのに、この作品が作品賞と監督賞にノミネートされなかったのは、アメリカで撮ると言っていたのに海外で撮影した事により、仕事が無くなって怒ったスタッフ協会が、投票するのを止めようとする運動が起こったからと言われている。

<TRAILER>

YOUTUBE:http://youtu.be/uXGtunJ9Jqk

<CREDIT>

■製作:シドニー・ポラック ウィリアム・ホーバーグ アルバート・バーガー ロン・イェーザー
■原作:チャールズ・フレイジャー(新潮社刊)
■監督:アンソニー・ミンゲラ
■脚本:アンソニー・ミンゲラ
■出演:ニコール・キッドマン ジュード・ロウ レニー・ゼルウィガー ナタリー・ポートマン
■配給:東宝東和
■宣伝:リベロ

■公式ホームページ: -

[04/米][Cold Mountain 全米公開2003年12月26日] 【R-15】
2003年4月24日より日劇3ほか東宝洋画系にて全国ロードショー

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カテゴリー: ドラマ | ヨーロッパ | 恋愛 | 映画レビュー

2004年4月26日 by p-movie.com

オーシャンズ11

前代未聞の強奪作戦開始!

オススメ度:★★★★☆
2001年/アメリカ/カラー/116分

<INTRODUCTION&STORY>

[エキサイティングな犯罪アクション:OCEAN'S ELEVEN]
1960年のフランク・シナトラ主演の「オーシャンと十一人の仲間」を「トラフィック」「エリン・ブロコビッチ」のスティーブン・ソダーバーグ監督がリメイク。オーシャンにはジョージ・クルーニー、その仲間にブラッド・ピット、マット・デイモン、ドン・チードル、ケイシー・アフレック(ベンの弟)、カール・ライナー(映画監督ロブの父)、他5名。オーシャンの妻にジュリア・ロバーツ、カジノの所有者にアンディ・ガルシア。

スタイリッシュなカリスマ窃盗犯ダニー・オーシャンは、4年の刑期を終えて仮釈放されると同時に、次の犯罪をスタート。それは、ラスベガス大通りの地下200フィートに埋められた巨大金庫から1億6000万ドルの現金を盗み出す前代未聞の強奪作戦。早速、スポンサーと各分野のエキスパートを集めて仲間は10人に。「犯罪ドリームチーム」ともいうべき11人が狙うターゲットは、ラスベガスの3大カジノと呼ばれるベラージオ、ミラージュ、MGMグランドから毎日ギャンブルの入金が1セント残らず集められる地下金庫だ。 オーナーは、ホテル王のベネディクト。血も涙もない冷血漢であり、知力と暴力の限りを尽くしてラスベガスを牛耳ってきた男だ。そして、彼の現在の恋人テスはオーシャンと離婚寸前の愛する妻。オーシャンは、現金だけでなくテスの愛をも奪おうとしているのだ。果たしてその計画とは・・・・?

<REVIEW>

さすが「マグノリア」「トラフィック」と集団映画を撮ったらピカイチの監督だけあり見応え充分。これには人脈の広いジョージ・クルーニーの力があったから(彼はギャラも値切り、制作費も押さえている)だけど。11人は多いかなと思ったが、1人で何役もこなす重労働(本当は11人以上)。泥棒映画にありがちな裏切りはないし、作戦が進みながら計画が徐々に明かされていく展開に安心して見れる。

<TRAILER>

YOUTUBE

<CREDIT>

■製作:ジェリー・ワイントローブ
■監督:スティーブン・ソダーバーグ
■脚本:テッド・グリフィン
■出演:ジョージ・クルーニー ブラッド・ピット ジュリア・ロバーツ アンディ・ガルシア マット・デイモン
■配給:ワーナー・ブラザース映画
■宣伝:レオ・エンタープライズ

■公式ホームページ: -

[01/米]1h57 2月2日より丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にてロードショー
(C)2001 WARNER BROS.ALL RIGHTS RESERVED.

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カテゴリー: アクション | アメリカ | 映画レビュー

2002年2月1日 by p-movie.com

アイアンジャイアント

癒やし系アニメ映画

オススメ度:★★★★☆
2000年/アメリカ/カラー/86分

<INTRODUCTION&STORY>

アニメーション界のアカデミー賞と言われるアニー賞において史上初9 部門独占受賞を成し遂げた感動作が遂に日本で公開される。1968年に発表されたテッド・ヒューズの原作を「シンプソンズ」シリーズのブラット・バードが監督して、アイアン・ジャイアントのデザインは「ミクロキッズ」「ロケッティア」「ジュマンジ」「遠い空の向こうに」の監督で「ジェラシック・パーク3」に抜擢されたジョー・ジョンストン。尚、この作品は第1回ワーナー・マイカル・シネマズ特選作品としてワーナー・マイカル系のシネコンでのみ上映される。

1957 年の秋にソ連が世界初の人工衛星スプートニク号を打ち上げた直後のメイン州ロックウェルという小さな町では、金属で覆われた大男が空から降ってきて海に落ちるのを見たという漁師の話で持ちきりだった。宇宙人の存在を信じる9歳の少年ホーガースは夜中に家を抜け出して大男を探しに行く。そしてホーガースが森で見つけたのは金属を食べ、子供のように何でも知りたがる鋼鉄の巨人(アイアン・ジャイアント)だった。しかし、巨人は手当たり次第に車や線路を食べてしまうために、政府のエージェントが調査しに町へやって来て調べ始める。ホーガースはよその町からやって来た少し変わった屑鉄屋で芸術家のディーンに頼み、巨人を守ろうとする。しかし巨人の正体がバレてしまうのは時間の問題だった。しかも巨人はただの優しいロボットではなく、恐るべき破壊力を秘めていた。そうとは知らずに政府は巨人を攻撃し始めてしまい、誤って核兵器ミサイルのボタンを押してしまった。

<REVIEW>

「ターザン」「プリンス・オブ・エジプト」「バグズライフ」などの並みいる有力ノミネート作品を押しのけて前代未聞の9部門を受賞した「アイアン・ジャイアント」はアメリカで封切られると、ロボットなのにそこはかとないユーモアと悲哀を漂わせて、人間よりも人間らしいジャイアントのキャラクターにファン独自のサイトが出来たり、と大いに盛り上がっている。新しい友達と一緒に踏み出すワクワクするような冒険や、初めて感じた誰かを守ってやりたいと思う気持ちなど、誰もが子供時代に一度は経験するときめきと切なさを思い起こさせてくれる、大人でも楽しめる感動大作に仕上がっている。

<TRAILER>

YOUTUBE

<CREDIT>

■原案・監督:ブラッド・バード
■声の出演:ジェニファー・アニストン、ハリー・コニック・Jr、イーライ・マリエンタール、ヴィン・ディーゼル
■配給:ワーナー・ブラザース
■宣伝:ドラゴンキッカー

■公式ホームページ: -

[99/米] 2000年4月15日より全国ワーナー・マイカル・シネマズにて独占ロードショー
(C)1999 Warner Bros. All Rights Reserved

【ライター】気まぐれ飛行船

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カテゴリー: アニメ | アメリカ | 映画レビュー | SF・ファンタジー

2000年4月17日 by p-movie.com