Ray/レイ

彼は生きること全てにおいて<天才>だった ★★★★☆
[04/米]2h32 1月29日よりみゆき座ほか全国東宝洋画系にてロードショー

[製作]スチュアート・ベンジャミン テイラー・ハックフォード
[監督]テイラー・ハックフォード
[脚本]テイラー・ハックフォード
[出演]ジェイミー・フォックス ケリー・ワシントン レジーナ・キング
[配給]UIP
[宣伝]キャシディ

[Ray:全米公開2004年10月29日]
2004年6月10日に亡くなったレイ・チャールズが、眼の見えなくなる少年時代から40年間も音楽界で活躍した真実のドラマを「愛と青春の旅立ち」「カリブの熱い夜」「ホワイト・ナイツ/白夜」のテイラー・ハックフォード監督が映画化。出演は「アリ」「コラテラル」のジェイミー・フォックス、「白いカラス」のケリー・ワシントン、「チャーリーと 14人のキッズ」のレジーナ・キング。

レイ・チャールズの音楽に対する愛と情熱はどのようにして生まれたのか?その成功と影にあったドラマチックな私生活とは?幼い頃の失明、弟の死、人種差別、薬中毒、女性たちとの関係…。彼は自らの感性と感情にストレートに、イノセントに生きた。つらいことがあった時、いつも彼を支えたのは亡き母の大きな愛だった。彼は人生の中でいくつもの大きな困難に直面しながら、破滅の淵で踏みとどまり、音楽への愛に導かれるようにそれらを乗り越えていった。どんな難局にあっても、ポジティブに、決して諦めることなく、自分の運命を切り開いていった。そして、誰もがそんな彼の才能を魅力的な個性を愛さずにはいられなかった。

レイ・チャールズ本人の指名によって決定したジェイミー・フォックスのソックリさんぶりにビックリ。これはマジで、アカデミー主演男優賞もありえるかも。レイ本人の希望により、彼がドラッグに溺れたり、女性遍歴も赤裸々に紹介。特に女性と握手した時に手首を掴み、その女性の体系を即座に感じ取ってしまうのは説得力あり。

オフィシャルサイト:http://ray-movie.jp/

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2005年1月31日 by p-movie.com

オーシャンズ12

今度の11<イレブン>は、12人でキメる ★★★☆☆
[04/米]2h05 1月22日より丸の内ルーブル&プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー

[製作]ジェリー・ワイントローブ
[監督]スティーブン・ソダーバーグ
[脚本]ジョージ・ノルフィ
[出演]ジョージ・クルーニー ブラッド・ピット マット・デイモン キャサリン・ゼタ=ジョーンズ アンディ・ガルシア ジュリア・ロバーツ ヴァンサン・カッセル
[配給]ワーナー・ブラザース映画
[宣伝]レオ・エンタープライズ

[OCEAN’S TWELVE:全米公開2004年12月11日]
「オーシャンズ11」の宣伝ツアーにローマを訪れたソダーバーグが、夜のディナーの席上でアイディアが沸いたオリジナルの続編。二度とこのメンバーは、集まらないだろうと言われた11人は揃って再登場する。今回からの登場は、「ターミナル」のキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、「スパイ・バウンド」のヴァンサン・カッセル。

舞台はアメリカを飛び出して一気に世界へ。動き始めた彼らの前に強大な敵が現れる。『11』で大金を強奪されて復讐を誓ったベガスの大ボス。またヨーロッパ最高の強盗が彼らに華麗なる挑戦状を叩きつける。それだけじゃない。ユーロポール(欧州警察機構)が総力を挙げ、オーシャンズ逮捕に向けて動き出したのだ。表の世界でも裏社会でも、ついに国際指名手配に陥ったオーシャンズに全員逮捕の危機が訪れる!果たして彼らは全世界をターゲットにした強奪計画を成功させ、その一流の実力を広く知らしめることができるのか。

今回も11人のメンバーによるドジぶりは相変らず。なんと呆気なく7人が捕まってしまい、12番目のメンバーに選ばれたのは…だった。キャサリン?ヴァンサン?それともカメオ出演の最近ヒットに恵まれない俳優?そして、その取った作戦は?この作品は、歴史に残るかも。残念ながらピーター・フォンダの登場シーンは、カットされてしまった。

オフィシャルサイト:http://www.oceans12.jp/

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2005年1月24日 by p-movie.com

ネバーランド

そこは夢が可能な場所なんだ! ★★★★☆
[04/米・英]1h40 1月15日より日比谷映画ほか全国東宝洋画系にてロードショー

[製作]リチャード・N・グラッドスタイン ネリー・ベルフラワー
[監督]マーク・フォースター
[脚本]デイヴィッド・マギー
[出演]ジョニー・デップ ケイト・ウィンスレット フレディ・ハイモア ダスティン・ホフマン
[配給]東芝エンタテインメント
[宣伝]メディアボックス

[Finding Neverland:全米公開2004年10月22日]
「ピーターパン」が舞台で上演されてから100年目を記念して製作された、「ピーターパン」誕生秘話を描いた美しい愛と感動のドラマ。出演は「シークレット・ウィンドウ」のジョニー・デップ、「エターナル・サンシャイン」のケイト・ウィンスレット、「トゥー・ブラザース」のフレディ・ハイモア、「ミート・ザ・フォッカーズ」のダスティン・ホフマン。監督は「」のマーク・フォースター。

1903年のロンドン。劇作家のジェームズ・バリは、ある日若く美しい未亡人シルヴィアとその4人の幼い息子たちに緑のまぶしいケンジントン公園で出会う。少年の心を持ったバリはすぐに子供たちと仲良くなるが、4人の中で一番繊細なピーターだけは、父の死によって心を閉ざしていた。夢を信じる心を失いかけていたピーターは、イマジネーションの翼を広げることをバリに教えられ、次第に心を開いて行く。同時に、バリも創作への情熱を呼び覚まされ、“ネバーランド”に住む大人にならない少年“ピーター・パン”の物語を生み出す。だが、そんな彼らに悲しい出来事が待ち受けていた。

大人になりきれない子供のような人をピーターパン症候群と言うが、ジョニー・デップは劇作家バリの症候群振りを見事に演じている。と言うより、デップは毎回変わり者しか演じないけど。「トゥー・ブラザース」で、美味しいとこを持ってったフレディ・ハイモアは今回も強い印象を残す。ハーレイ君のようにブレイクする日は近いかも。前作の「パイレーツ・オブ・カリビアン」で、何故かアカデミー主演男優賞にノミネートされたデップは、今回もノミネートされるだろうが、受賞は「レイ」のジィミー・フォックスが有力。アカデミー賞のノミネート発表は、1月25日です。

オフィシャルサイト:http://www.neverland-movie.jp/

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2005年1月17日 by p-movie.com

TAXI NY

ニューヨーク大爆走!! ★★★☆☆
[04/米]1h37 1月8日よりニュー東宝シネマほか全国東宝洋画系にてロードショー

[製作]リュック・ベッソン
[原案]リュック・ベッソン
[監督]ティム・ストーリー
[脚本]ロバート・ベン・ギャラント トーマス・レノン ジム・クーフ
[出演]クイーン・ラティファ ジミー・ファロン ジゼル・ブンチェン アン・マーグレット
[配給]20世紀フォックス映画

[TAXI : 全米公開2004年10月8日]
フランスで第3作まで製作された「TAXI」のハリウッドヴァージョン。出演は「シカゴ」のクイーン・ラティファ、「あの頃、ペニー・レインと」のジミー・ファロン、ディカプリオと噂が話題になったジゼル・ブンチェン、「シンシナティ・キッド」のアン・マーグレット。監督は「バーバーショップ」シリーズのティム・ストーリー。

ベルは、桁外れのスーパーテクニックを持つ女タクシー・ドライバー。ニューヨーク市警のウォッシュバーンは敏腕刑事だが、6歳の時のトラウマで、車の運転が極度にヘタだ。NYのストリートを走り回るベルが、ひょんなことから刑事のウォッシュバーンをタクシーに乗せたために、大事件に巻き込まれるハメになってしまう。二人は最初、反目しあうが、ウォッシュバーンのヤル気にノセられたベルは、正義感に燃えて、セクシー美女強盗団の捜査に協力する。そしてスーパー女性タクシー・ドライバーと運転ベタのはみだし刑事のコンビは、交通法規を無視した過激な走りで、強盗団を追っていく。

フランス版と同じなのは状況設定だけで、主人公は女性となり、強盗団はブラジルからやって来たグラマラス軍団に変更されている。刑事役のジミ-は、サタデー・ナイト・ライブ出身だけあってコメディー色が強く、クイーンとのコンビはフランス版より笑える。現場の和やかな雰囲気もエンドロールのNGシーンで、タップリ味わえる。

オフィシャルサイト:http://www.foxjapan.com/movies/taxi-ny/

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2005年1月10日 by p-movie.com

カンフーハッスル

ありえねー闘い ★★★☆☆
[04/中・米]1h43 1月1日より丸の内ルーブルほか全国松竹・東急系にてロードショー

[製作]チャウ・シンチー チュイ・ポーチュウ ジェフ・ラウ
[監督]チャウ・シンチー
[脚本]チャウ・シンチー ツァン・カンチョン チャン・マンキョン ローラ・フオ
[出演]チャウ・シンチー ユン・ワー ユン・チウ ブルース・リャン ラム・シュー
[配給]ソニー・ピクチャーズ エンターテインメント
[宣伝]ドラゴンキッカー

[功夫/Kung Fu Hustle]
「少林サッカー」に続くチャウ・シンチーのCGカンフー第2弾。出演は少林サッカーのメンバー+「ポリス・ストーリー3」のユン・ワー、「必殺ドラゴン 鉄の爪」のブルース・リャン、「ザ・ミッション 非情の掟」のラム・シュー。

悪が横行する華やかな世界と、大多数の貧しい人々が相対する不安な時代。強くなるためには、悪にならなければならない。そう確信して生きてきたチンピラ・シンは、頼りにならない相棒とともに、今日もせっせとコソ泥を繰り返す。彼らの夢は、栄華を極める冷酷無情な街のギャング団「斧頭会」の一員になることだ。ある日、貧困地区で「豚小屋砦」という名のアパートを見つけた彼らは、住民の一人から小金を脅し取ろうとする。しかし、アパートに溢れるように賑やかに暮らす住民達は、カンフーの達人だった。豚小屋砦の騒動で、斧頭会の注意を引いてしまったシン。しかし、多勢で侵略してきた彼らを、住民達はやすやすと一蹴してしまう。斧頭会は刺客を雇い、卑怯な暗殺を企てる。そして、史上最強達の闘いが始まった。

「少林サッカー」はサッカーとカンフーの融合が楽しかったが、今回はカンフーのみ。しかも今までチャウ・シンチー監督にはリー・リクチー監督がセットだったが、今回はオンリー監督でやりたい放題。おなじみのウー・マンタも登場せず。カンフーオタクのシンチーは、ここで70年代に活躍していたカンフー映画俳優を大挙として出演させている。なかでもジャッキーが香港で活躍していたユン・ワーの登場は嬉しい。

オフィシャルサイト:
http://www.sonypictures.jp/movies/kungfuhustle/

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2005年1月5日 by p-movie.com