チャーリーとチョコレート工場

さぁ、世界一オカシな工場見学へ! ★★★★★
[05/米]1h55 9月10日より丸の内ピカデリー2ほか全国松竹・東急系にてロードショー

[製作]リチャード・D・ザナック、ブラッド・グレイ
[監督]ティム・バートン
[脚本]ジョン・オーガスト
[出演]ジョニー・デップ、フレディー・ハイモア、ヘレナ・ボナム=カーター
[配給]ワーナー・ブラザース映画
[宣伝]レオ・エンタープライズ

[CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY]
世界でも有名な児童文学を、「ビッグ・フィッシュ」のティム・バートンが映画化。「シザーハンズ」「スリーピー・ホロウ」でも組んでいるジョニ-・デップに、「ネバーランド」のフレディー・ハイモアが又もや共演。

世界でもっとも有名で、世界でもっとも謎めいている、それがウィリー・ウォンカのチョコレート工場。この15年間、工場に入った者もいなければ、出てきた者もいないのだ。それでも毎日大量に出荷され、世界中で飛ぶように売れているウォンカ・チョコ。この工場を見学できるゴールドチケットを、チョコレートの中に入れるプレゼントを実施。そして幸運な5組の子供と同伴者による、オカシな工場見学が始まった。

原作の並外れたイマジネーションが、ティム・バートンの不思議な映像世界で爆発 !!カラフルなお菓子の森に、チョコレートの川は、CGを使わずにセットを使用。本物のリス100匹を半年掛けて調教したクルミ割りや、1人何十役で登場する従業員のミュージカルシーンとミラクル・ワールドは、大人でも楽しい。ジャンルは、ブラック・コメディーだけど、ラストはほろりと泣けます。

オフィシャルサイト:http://www.charlie-chocolate.jp/

チャイルド・プレイ チャッキーの種

帰ってきたぜ!ベイビー! ★★★☆☆
[04/米]1h27 8月13日より銀座シネパトスほかにて全国ロードショー

[製作]デヴィッド・カーシュナー コレイ・シェネガ
[監督]ドン・マンシーニ
[脚本]ドン・マンシーニ
[出演]ジェニファー・テイリー レッドマン ジョン・ウォーターズ
[配給]リベロ
[宣伝]リベロ

[SEED OF CHUCKY]
「チャイルド・プレイ」の全脚本化ドン・マンシーニが、初監督したシリーズ最新作。チャッキーの妻ティファニーの声を担当したジェニファー・テイリーが、今回は本人役で登場。他に「ワイルド・スピード」のレッドマン、「クライ・べイビー」のジョン・ウォーターズ監督が、タブロイド紙の記者で登場。

ハリウッドでは、チャッキー&ティファニーをモデルにした殺戮人形の都市伝説の映画化が進み、そこにチャッキー2世がイギリスからやってくる。感激の親子対面を果たしたかと思えば、チャッキーは男の子だと言ってグレンと名付け、ティファニーは女の子だと言い張り、グレンダと名付ける。更に子供の教育方針を巡ってチャッキーとティファニーが対立し、し烈な闘いが始まる。さらに女優ティファニー(実名で登場)を巻き込み、トンデモない展開を迎えることに…。

前作で産まれたチャッキーとティファニーの子供が登場する今回は、ファンが泣いて喜ぶ家庭崩壊もの。ティファニーの声を担当しているジェニファー・ティリーが、本人役で登場して悪ノリぶりを発揮する悪趣味作品(褒め言葉)。なんとティリーは、ラストで男女の双子を生む(父親は、あの人?)。という事は、このシリーズはエピソード6の次回で終り?

オフィシャルサイト:http://www.seed-of-chucky.net/

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2005年8月22日 by p-movie.com

マダガスカル

生まれてはじめての大自然で、待っていたのは… ★★★★☆
[05/米]1h30 8月13日より渋谷東急ほかにて全国松竹・東急系にてロードショー

[製作]テレサ・チェン、ミレーユ・ソリア
[監督]エリック・ダーネル、トム・マクグラス
[脚本]マーク・バートン、ビリー・フロリック
[声出演]ベン・スティラー クリス・ロック デイヴィッド・シュウィンマー ジェイダ・ピンケット・スミス
      サシャ・バロン・コーエン セドリック・ジ・エンタテイナー
      玉木宏、柳沢慎吾、岡田義徳、高島礼子、おぎやはぎ、アンタッチャブル
[配給]アスミック・エース
[宣伝]樂舎

[MADAGASCAR:全米公開2005年5月27日]
「シュレック2」「シャークテイル」と世界中で次々と興行収入を塗り替えてきたドリームワークス待望の最新アニメーション。監督は、「アンツ」のエリック・ダーネル&「スペース・ジャム」や「クール・ワールド」に携わったトム・マクグラス。

大都会ニューヨークはセントラルパーク動物園のセレブな人気者たち、アレックス、マーティ、メルマン、グロリアは仲良し4頭組。ある日、大自然に憧れていたマーティは、テロリストのペンギンの力を借りて動物園から脱走。逃げ出したマーティを残りの3頭が追いかけたはいいけれど、ニューヨークのど真ん中で人間に捕まってしまう。船で連れ去られた4頭は、突如進路を変えた船から落ちて、漂着…した先は…なんとアフリカのマダガスカル島!!。エアコン、ごちそう、エステにサプリメントが大好きな都会生まれの4頭は、自然の中では生きられない!この先一体どうなっちゃうの?!

「ロボッツ」は、田舎から都会に出てきた主人公の物語だったが、こちらは大都会に暮らす動物園暮らしのライオン・シマウマ・カバ・キリンが、ペンギン達によって、マダガスカル島に辿り着いてしまう友情と冒険の感動物語。草食動物3頭に肉食1頭というのが…。果たして食欲は、友情に勝てるのだろうか? この夏は、ペンギンが大活躍です。

オフィシャルサイト:http://madagascar.jp/

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2005年8月15日 by p-movie.com

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐

★★★★☆
[05/米]2h21 7月9日より日劇1ほか全国東宝洋画系にて全国ロードショー

[製作]リック・マッカラム
[監督]ジョージ・ルーカス
[脚本]ジョージ・ルーカス
[出演]ユアン・マクレガー ヘイデン・クリステンセン ナタリー・ポートマン イアン・マクダーミド サミュエル・L・ジャクソン フランク・オズ
[配給]20世紀フォックス
[宣伝]20世紀フォックス

[STAR WARS EPISODE III REVENGE OF THE SITH:全米公開2005年5月19日]
シリーズ完結編となり、エピソード4へ続ける面白い辻褄合わせ作品。今後の壮大な長編TVシリーズへの序章となりそうな作品でもある。

クローン戦争の3年後、ジェダイの騎士団はいまだクローン兵を率いて銀河を奔走していた。分離主義者との戦闘が続いていたのである。そして邪悪なシスが1000年にも渡って企ててきた銀河系征服の陰謀が明らかになった時、共和国軍は崩壊し悪の皇帝が出現してしまう。ジェダイの英雄アナキン・スカイウォーカーはフォースのダーク・サイドに魅了され、皇帝に服従を誓う―ダース・ベイダーとして―。ジェダイは滅ぼされ、オビ=ワン・ケノービとジェダイ・マスターのヨーダは潜伏を余儀なくされる。ここに至り、銀河でたった一つの望みは、アナキンが密かに残した子孫である双子の兄妹のみとなってしまう。この兄妹がルーク・スカイウォーカーとプリンセス・レイア・オーガナとして育っていくこととなるのである。

子供でも分かるような理解しやすい作品なのだが、あまり子供には勧められない作品。福井晴敏原作のような反乱映画でもあり、ヤクザ映画のような裏切り行為が目立つ作品でもある。まるで幹部になれなかった下っ端ヤクザが、反抗を起こして皆殺しにし、のし上がってくというヤクザものの王道パターンに通じるものがある。そう考えると今まで登場してきた評議会ってフリだったのかな?

オフィシャルサイト:http://www.starwarsjapan.com/

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2005年7月11日 by p-movie.com

ダニー・ザ・ドッグ

お前は夢を見たことないだろう ★★★☆☆
[04/仏・米]1h43 6月25日より丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー

[製作]スティーヴ・チャスマン
[監督]ルイ・レテリエ
[脚本]リュック・ベッソン
[出演]ジェット・リー モーガン・フリーマン ボブ・ホスキンス ケリー・コンドン
[配給]アスミック・エース
[宣伝]メディアボックス

[Danny the dog:全仏公開2004年9月22日 全米公開2005年5月13日]
ベッソンとジェッド・リーが「キス・オブ・ザ・ドラゴン」に続いてタッグを組んだ第2弾。共演は「バットマン ビギンズ」のモーガン・フリーマン、「スーパー・マリオ」のボブ・ホスキンス、「ダブリン上等!」のケリー・コンドン。監督は「トランスポーター」のルイ・レテリエ。

5歳の時に母親から引き離され、過去を失い、悪漢バートに育てられたダニー。彼はバートの金儲けの道具として、闘うことしか知らずに生きてきた孤独な殺人マシーン。首輪をつけられ、地下に閉じ込められて生きてきた。彼の心を動かす唯一のものはピアノ。ピアノによる旋律の記憶が頭から離れない。ある日、盲目のピアニスト、サムと出会う。音楽に触れ、サムと彼の養女ヴィクトリアとの交流を通し、ダニーは初めて人を愛することを知る。そして明かされるダニーの母親を巡る衝撃の過去。ダニーの命を賭けた最後の闘いが始まろうとしていた。

ジェット・リー=アクション=男の世界みたいな流れが出来ているが、この作品はぜひ女性に見て欲しい作品。犬のように育てられた闘う事しか知らない孤独な男が、人間らしさを取り戻していくという本当にベッソンが書いたの?というヒューマン・ドラマでもあるから。多分、初めてになると思うがジェッド・リーの淡いラブシーンもあるので、デートムービーとしてもお勧め。

オフィシャルサイト:http://www.dannythedog.jp/

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2005年6月27日 by p-movie.com