エクスペンダブルズ3 ワールドミッション



(C)EX3 Productions, Inc. All Rights Reserved.



最強の傭兵軍団“エクスペンダブルズ”を率いるバーニー(S・スタローン)に下されたCIAドラマー(H・フォード)のミッション。それはかつて共にエクスペンダブルズを結成した仲間であり、現在は悪に染まったストーンバンクス(M・ギブソン)の捕獲作戦だった…。

ニューヨーク、モスクワ、ブカレスト、ソマリア。世界で繰り広げられる仇敵との攻防。だがエクスペンダブルズの弱点を知り尽くした最強の敵・ストーンバンクスの力の前に、決して若くないチームの仲間たちの身を案じたバーニーは、チームを解散し、若いメンバーと新チームを組んで挑む…。

世代交代の波に最高を自負する“旧メンバー”達は不満いっぱい。だが、バーニーの想像以上に新チームは活躍。ストーンバンクスの捕獲に成功するも、彼は更に上手だった。護送中に襲撃され、バーニー以外が全員捕らわれの身となってしまう。ひとりでメンバーの救出に向かおうとするバーニー。そこに立ちはだかる人影があった。

「全部一人で背負いこもうとするな、バカには仲間が必要だ」

引退を宣告された男たちのとった行動とは? エクスペンダブルズの緊急事態にはあいつらもやってくる!トレンチ(A・シュワルツェネッガー)、イン・ヤン(J・リー)そして
CIAドラマー!

いま、不屈の男たちが敵地に降り立った…。

エクスペンダブルズ最新作はシリーズ史上最高の顔合わせが実現。S・スタローンはもちろん、H・フォード、M・ギブソン、A・バンデラス、W・スナイプスなど超ビッグな面々が新たに参加。さらにA・シュワルツェネッガー、J・リー、J・ステイサムなど既存のメンバーも健在。過去作の興行収入を合計すると、なんと3兆円超! 先進国の国の国家予算に匹敵する驚愕のドル箱スターたちが集結したのだ。これは、もはや豪華というだけでは足りない、伝説のヒーローたち大集合の100年に一度の奇跡の競演なのである!

あれ? B・ウィリスは? 今回は出ません。代わりにこれまたBIGなH・フォードの出演となったわけだが、去年話題となった不仲説?? いやいや、スタローンは不仲説を一蹴したので、次回は(2年後?エクスペンダブルズ4はあるのか?)復活か?

今回もクライマックスは圧巻のバトルアクション。「前2作よりも大規模なアクションになっている。観客がそう望んでいるから」とプロデューサーは語る。ヘリコプター、戦車(本物のT72)、敵軍隊との銃撃戦!歪んだ金属、コンクリートの瓦礫。火薬、噴煙の臭いまでも感じてしまうほどの荒涼感がそこにはある…。

いいね!単純明快。アクション映画は驚くほどにこうでなくては! そしてラスト。
スタローンVS. ギブソンの男気対決でアドレナリンは最高潮に達する。

やはり、ドンパチあっても、最後は一騎打ち。というのが由緒正しきアクション・セオリーだよね。

<CREDIT>

■出演者:シルベスター・スタローン、ハリソン・フォード、メル・ギブソン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ウェズリー・スナイプス、アントニオ・バンデラス、アーノルド・シュワルツェネッガー
■監督:パトリック・ヒューズ
■配給:ポニーキャニオン/松竹
■2014年/アメリカ/126分
■原題:『EXPENDABLES3』

2014年11月1日(土)全国ロードショー
公式ホームページ http://expendables-movie.jp/

(C)EX3 Productions, Inc. All Rights Reserved.

【ライター】戸岐和宏

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カテゴリー: アメリカ | 映画レビュー

2014年10月20日 by p-movie.com

ゼロ・グラビティ



(C)2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.



いきなり中学生の英単語集のようで恐縮だが、邦題の「ゼロ・グラビティ」とは「無重力」という意味。一方、本作のそもそもの原題は”Gravity”だ。つまり「重力」。本作を観るにあたってはその両方を把握しておくと、タイトルに込められた意味合いがギュンと重力のごとく身を貫き、この映画を存分に楽しめることになるだろう。

映画の舞台は、地球からそう離れていない宇宙。3D効果も相俟って無重力をフワフワと漂う我々は、カメラが少しずつ少しずつ旋回することで、やがて宇宙空間で作業中のサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの姿を確認できる位置にまで到達する。サンドラは黙々と作業中。それに対してジョージはジェット噴射で自由自在に無重力空間を移動しながら、これが最後になるであろうミッションをリラックスして楽しんでいる。と、ここで我々はハッとする。序盤、もう随分とカメラが回っているのに、全く切れ目無くワンカットで撮られていることに驚かされるのだ。いったいぜんたいどんな魔法を使っているというのだ。

この映画の撮影監督を務めたのはエマニュエル・ルベツキ。過去に『ツリー・オブ・ライフ』や『トゥモロー・ワールド』などでアカデミー賞の撮影部門でノミネートを受けてきた逸材だ。新作を発表するごとにその手腕はどんどん神がかっていくばかりだが、今回は別格の域。彼自身がいったいどんな態勢で被写体に寄り添い、これら観たこともない映像を刻んでいったのか、もはや想像すら及ばない。

そんなことを考えながら観ていると、突然、宇宙空間で作業中の彼らの元へ、ヒューストンからの緊急連絡(この管制室の声を担当するのが『アポロ13』にも出演したエド・ハリスだ)が飛び込んでくる。

「いち早く、脱出せよ!」

ロシアが破壊した自国の人工衛星の残骸が地球の軌道を漂い、もうしばらくするとこの地点に大量に流れ込んでくるというのだ!細かい破片と化したそれらの弾丸のような凶器は、やがて隕石群のように容赦なく襲いかかってくる。そしてサンドラと宇宙ステーションとを繋いでいた命綱は無情にも切断され、彼女は宇宙空間の真っ只中へ。同時ミッション中のジョージ・クルーニーの安否は?そしてステーションに滞在中の仲間たちは?そんな心配もよそに、どんどんと遠のいていく彼女。酸素もみるみるうちに減少していく。果たしてサンドラはこの後、無事に生還できるのだろうか!?

上映時間はほぼ90分。リアルタイムにも等しい時間の流れの中、我々はサンドラ・ブロックの宇宙空間サバイバルに身を委ねる。もうダメだ、もう無理だ。そう口をついてこぼれる弱音を粉砕するかのように、この映画には思いがけない展開が待っている。最後の一分、一秒まで諦めさえしなければ、何かが起こりえるかもしれない。それは何も宇宙空間に限らず、私たちが生きる現実世界だって同じことだ。

今やインターネットで世界中が繋がり、我々は秒速での判断が求められるようになってきている。そんな中で無重力空間に放り出されたかのように心身虚脱して「ああもうだめだ」と感じる時もあるだろう。だがそんな時にこそこの映画を観てほしい。サンドラ・ブロックの魂に寄り添い、エマニュエル・ルベツキが映し出す映像に身を委ねてほしい。この冒険を追体験することできっと、自らの呼吸や鼓動を意識し、身体に伸し掛かってくる地球上の重力をグッと受け止め、その果てに、自らが今この地上に立つことの意味さえもしっかりと噛み締めることが出来るはずだ。

そして、最後に私たちは監督のアルフォンソ・キュアロンに思いを馳せよう。『トゥモロー・ワールド』から7年、本当に長かった。これほど新作が期待された監督は他にいないのではないか。もともとアンジェリーナ・ジョリーが主演に決まり、製作スタジオが変更となり、共演に決まっていたロバート・ダウニー・Jr.が離脱を表明し、誰もがこの映画は途中で制作中止になるのではないかと気を揉んだ。ところが違った。最後の一分一秒まで諦めなかったのは劇中のサンドラ・ブロックだけでなく、キュアロンもまた同じだったのだ。そしてピンチを最大のチャンスに変え、こんなにも壮大かつ等身大のSFサバイバルを我々のもとに届けてくれた。これぞ最高のクリスマス・プレゼント。皆、心して生き抜いてほしい。そして無事に帰還せよ!

<CREDIT>

■出演者:サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー
■監督: アルフォンソ・キュアロン
■配給:ワーナー・ブラザース映画

2013年12月13日(金)全国ロードショー
公式ホームページ http://wwws.warnerbros.co.jp/gravity/

(C)2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

【ライター】牛津厚信

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カテゴリー: アメリカ | サスペンス | 国別 | 映画レビュー | SF・ファンタジー

2013年12月10日 by p-movie.com

映画 『ブルーノのしあわせガイド』一般試写会を抽選で10組20名にプレゼント!

人生の道しるべは、きっとキミのそばにある。

ある日突然共同生活をすることになった“年の離れた親友”が“実は親子だった”という設定を、ユーモラスたっぷりに描いた本作。お互い教え合い、学びながら成長していくことで、人と人との心の触れ合いの大切さを知っていく。人生を輝かせる大切な何かを見つければ、明日はもっと、幸せになれる!この春、あなたの心を優しく包み、元気にしてくれるハートフルムービーです!!

【『ブルーノのしあわせガイド』一般試写会】
■日時:3月18日(月)18:30開場/19:00開映
■場所:イタリア文化会館 アニェッリホール
■場所:(東京都千代田区九段南2-1-30/東京メトロ九段下駅2番出口より徒歩10分)
■提供数:10組20名
■上映時間:95分

【プレゼントご応募について】
応募締切:2013年3月10日(日)
応募先:※応募受付終了しました。
※当選者の発表はプレゼントの発送をもってかえさせていただきます。

<STORY>

ローマで、ゴーストライターをしながら自由気ままに過ごしている家庭教師のブルーノ。
ある日、生徒の母親から、自分の留守中の半年間一人息子のルカを預かってほしいと突然頼まれる。
その上、ルカは15年前にブルーノとの間にできた子だという驚愕の事実を告げられる!
信じられない思いのブルーノだが、ルカに父親だと告げないまま、一つ屋根の下で共同生活を始めるが―。

<CREDIT>

■出演:ファブリッツィオ・ベンティヴォリオ、バルボラ・ボブローヴァ、ヴィニーチョ・マルキオーニ、
フィリッポ・シッキターノ
■監督・原案・脚本:フランチェスコ・ブルーニ
(『見わたすかぎり人生』、『副王家の一族』、『ナポレオンの愛人』、『はじめての大切なもの』脚本)
■制作:ベップ・カスケット、IBCムービー・プロダクション、ライ・シネマ協力
■原案:ジャンバッティスタ・アヴェリーノ
■撮影監督:アルナルド・アティナーリ
■編集:マルコ・スポレンティーニ
■録音:マリオ・イアクオーネ
■配役:エリザベータ・ボーニ
■第一助監督:アレッサンドロ・カセール
■衣装:クリスティーナ・ラ・パロラ
■舞台デザイン:ロベルト・デ・アンゲリス
■音楽:アミール・イッサ&カエサル・プロダクション
■総合管理:アッティリオ・モーロ
■企画進行:アナスタシア・ミケランジェリ
■制作総指揮:リタ・ログノーニ(パンプキン・プロダクション)

映画  『ブルーノのしあわせガイド』
春、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー

2011年/イタリア/イタリア語/95分/カラー/ドルビーSRD/原題:Scialla!
配給:アルシネテラン

公式ホームページ http://www.alcine-terran.com/bruno/

© 2011 I.B.C. Movie

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カテゴリー: プレゼント | ヨーロッパ | 試写会プレゼント

2013年2月14日 by p-movie.com

【女性限定】ハリウッド直送『アロマキャンドルPaddywax』3名様にプレゼント!

洋画専門CS放送ザ・シネマでは2月3日(日)~14日(木)の夜9時、「バレンタインSP:貴女が選ぶ♥ハリウッド・スターNo.1」と題して人気・実力で女性のハートを掴む12名のハリウッド・スターを特集放送!
特設サイト(http://www.thecinema.jp/sp/valentine2013/)ではイチオシ・スターへの投票・ラブレターを募集し、抽選でハリウッド直送の素敵なプレゼントがホワイトデーに届く女性限定キャンペーンも実施中。
この特集を記念してアメリカで大人気のアロマキャンドルPaddywaxを3名様にプレゼント致します。

【『アロマキャンドルPaddywax』のプレゼントご応募について】
応募資格:女性限定プレゼントです。
応募先:※応募受付終了しました。
応募締切:2013年2月14日(木)
※当選者の発表はプレゼントの発送をもってかえさせていただきます。

<MOVIE>

「バレンタインSP:貴女が選ぶ♥ハリウッド・スターNo1」
2月3日(日)~2月14日(木)毎日よる9時から放送!

日本でも大人気の人気俳優12人の作品を12日間連続特集放送!
不動の人気を誇るジョニー・デップをはじめ、知性派俳優のマット・デイモンなど、日本でも大人気の俳優12人の12作品放送!

ショコラ
「ショコラ(2000)」© 2000 by Miramax All rights reserved.

①「イングロリアス・バスターズ」 2/3(日)放送:ブラッド・ピット
<STORY>
1941年、ナチス占領下のフランス。ユダヤ人狩りのランダ大佐は、田舎の農家にかくまわれていたユダヤ人一家を虐殺。娘のショシャナだけ唯一逃げ延びる。一方、米軍のレイン中尉が率いる秘密部隊”バスターズ”は、ナチス将兵を次々と処刑しながらフランスへ入国する。その頃パリの映画館主となっていたショシャナは、ヒトラーをはじめナチ有力者が出席するプレミア上映会を利用した復讐テロ計画を進めていた。

②「存在の耐えられない軽さ」 2/4(月)放送:ダニエル・デイ=ルイス
<STORY>
1968年、民主化運動“プラハの春”で人々が民主主義の自由を謳歌するチェコスロバキア。プラハの脳外科医トマシュは、女流画家サビーナをはじめ何人もの女性と自由奔放な関係を満喫していた。ある日ウェイトレスのテレーザと診察で知り合った彼は、彼女の生真面目さに惹かれて同棲を開始。やがて2人は結婚するが、一方でトマシュとサビーナとの関係は続いていた。そんな中、ソ連がチェコに軍事介入し、3人はスイスへ逃亡する。

③「フィクサー」 2/5(火)放送:ジョージ・クルーニー
<STORY>
N.Y.の大手法律事務所に長年勤める元検察官マイケルは、仲介役として裏交渉をまとめるキレ者の“もみ消し屋(フィクサー)”。ところが私生活では、離婚した妻との息子に会う時間も作れず、従兄弟の借金を肩代わりさせられるなど、人生を見直す岐路に立たされていた。そんなある日、巨大農薬会社の集団訴訟を担当する同僚弁護士アーサーが、良心の呵責に耐えられず訴訟を妨害する側に回り、マイケルはアーサーの説得を命じられる。

④「メン・イン・ブラック」 2/6(水)放送:ウィル・スミス
<STORY>
ニューヨーク市警の刑事ジェームズが犯罪者を追跡していたところ、黒のスーツに身を包んだ男と出会う。彼は地球上のエイリアンを監視する秘密機関MIBのエージェント“K”で、ジェームズが追っていた男は実はエイリアンだった。Kはジェームズの素質を見込んで採用テストに招き、見事合格したジェームズはエージェント“J”となる。その頃、エイリアンたちが次々と地球を脱出しようとし、KとJはその真相を調査する。

⑤「イングリッシュ・ペイシェント」 2/7(木)放送:レイフ・ファインズ
<STORY>
戦時中、激戦地だった北アフリカ。一機の飛行機が墜落炎上する。搭乗員の女性は死亡、男性は全身ヤケドで、一命は取り留めたものの記憶喪失に。その看護にあたるのは、戦争で親しい人間を亡くし、精神的に深い傷を負った従軍看護婦ハナだ。患者は次第に記憶を蘇らせ、ハナに、自身の身に起こったことにを語り始める。それは、戦争という時代のせいで、あまりにも悲しく、劇的な展開になってしまった、ある不倫の愛の物語だった。

⑥「グリーン・ゾーン」 2/8(金)放送:マット・デイモン
<STORY>
2003年イラクで大量破壊兵器捜索の任務に就く米軍下級将校ミラーは、がせネタのあまりの多さを奇妙に思っていた。同じ疑問をCIAも抱く。ある日捜索でイラク軍大物幹部の隠れ家を発見するが、容疑者を追いつめたところで、米国防総省高官が操る謎の特殊部隊に容疑者を横取りされる。このイラク軍大物幹部と大量破壊兵器の間には、意外な接点があった。ミラーはCIAにスカウトされ、国防総省の高官が隠している真実に迫っていく。

⑦「キス&キル」 2/9(土)放送:アシュトン・カッチャー
<STORY>
失恋の傷を抱えるお嬢様ジェンは、過保護な両親と共に南フランスへ旅行に訪れる。宿泊先のホテルにチェックインした彼女は、偶然出会った青年スペンサーに一目惚れする。互いに惹かれ合った2人はデートを重ね、結婚の許しを得てゴールイン。それから3年後。郊外で幸せな結婚生活を送っていたある日、スペンサーが見知らぬ男に襲撃される。実はスペンサーは元スパイで、組織を抜けた彼には2000万ドルの懸賞金が懸けられていた。

⑧「マスターアンドコマンダー」 2/10(日)放送:ラッセル・クロウ
<STORY>
1805年。勇猛な名艦長オーブリーが指揮する英国海軍の軍艦サプライズ号は、ブラジル沖に浮かぶフランス軍のアケロン号を拿捕する任務を受ける。ところが、濃霧の中から現れたアケロン号に急襲されて乗組員9名が命を落とし、12歳の士官候補生ブレイクニーも右腕を切断する重傷を負う。オーブリーはアケロン号の追跡を指示するが、スピードが速く神出鬼没な敵艦に翻弄され、しかも大嵐に遭遇して新たな犠牲者を出してしまう。

⑨「ショコラ」 2/11(月)放送:ジョニー・デップ
<STORY>
厳格なレノ伯爵が治めるフランスの小さな村では、住民たちが伝統と規律を守って暮らしていた。そんな村にある日、チョコレートの効能を広めるため世界を転々とする母ヴィアンヌと娘アヌークが現れ、チョコレート・ショップを開店する。最初は店を怪しんでいた村人たちだが、好みに合うチョコレートをヴィアンヌから次々と勧められ、あっという間に店の虜に。チョコレートに夢中になって伝統を忘れる村人に、伯爵は危機感を抱く。

⑩「ギャング・オブ・ニューヨーク」 2/12(火)放送:レオナルド・ディカプリオ
<STORY>
ニューヨークのファイブ・ポインツ地区の支配権をめぐる抗争で、移民グループの指導者ヴァロン神父が、古参住民グループを率いるビルに殺された。それから15年後の1863年。故ヴァロンの息子アムステルダムが少年院から出所した。父の復讐に燃える彼は、街を支配するビルの組織に素性を隠して入り込むが、ビルの情婦である女スリのジェニーと禁断の恋に落ちてしまう。

⑪「ガタカ」 2/13(水)放送:ジュード・ロウ
<STORY>
遺伝子工学が進歩した近未来では、優秀な遺伝子を組み合わせて生まれた“適正者”が、自然出産の“不適正者”を支配していた。“不適正者”のヴィンセントは宇宙飛行士を夢見ていたが、宇宙局を持つガタカ社に採用されるのは“適正者”のみ。そこでヴィンセントはDNAブローカーに仲介を頼み、優秀な遺伝子の持ち主だが事故で下半身不随となったユージーンからDNAを提供してもらい、彼に成りすましてガタカ社に入社する。

⑫「グローリー」 2/14(木)放送:デンゼル・ワシントン
<STORY>
南北戦争に突入した1860年代の米国。若き北軍指揮官ショーは、黒人だけで組まれた第54連隊の指揮を任される。幼なじみの黒人シアーレスらも連隊に志願したが、大部分は南部からの脱走奴隷で戦闘の素人たちだった。第54連隊の兵士たちは厳しい訓練を積むうちに成長していくが、根強い人種差別のせいで靴も軍服も支給されず、戦闘にも加われずにいた。そんな中、ショーの訴えが通って第54連隊がついに実戦に臨み、戦果を挙げる。

<CREDIT>

洋画専門CS放送 ザ・シネマ 2月3日(日)~14日(木) 夜9時より12日間連続特集放送!
特設ホームページ http://www.thecinema.jp/sp/valentine2013/

(C) The Cinema Inc. All Rights Reserved.

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2013年1月24日 by p-movie.com

007 スカイフォール

史上最高の007映画がやってくる!



Skyfall (C) 2012 Danjaq, LLC, United Artists Corporation, Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.

「007 慰めの報酬」から4年、製作スタジオMGMの経営再建を経てようやく007の新作がお目見えした。今回の話題は何よりも「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデスが監督を務めることに尽きる。いったい彼はこの伝統キャラをどう調理しようというのか?そしてこのオスカー受賞監督はボンド印の超絶アクションを創出できるのだろうか?

この映画が終わるころに観客は気づくだろう。何の不安もいらないどころか、ボンド史上最強の1作を目の当たりにしてしまった、と――。

本作はトルコのイスタンブールにて幕を開ける。強奪されたファイルをめぐるチェイスの末にジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は仲間の援護射撃によって被弾。谷底へ落下し、一時は死亡したものと処理される。しかしボンドは生きていた。女を抱き、酒をあおり、しばし自堕落な生活に身を浸す彼。だが、そんな矢先、英国諜報部MI6で巻き起こったシステムハッキング、そして本部の爆破という異常事態を知る。犯人はどうやら上司M(ジュディ・デンチ)に対し激しい憎悪を抱く人物らしい。00ナンバーとして現役復帰したボンドはその真犯人を追いかけて上海、マカオ、そしてロンドンへ飛ぶのだが・・・・・・。

シリーズ誕生50周年を記念する本作は、いつものボンド映画でありながら、またいつもとちょっと違う。何かズシリと重い決着をつけようとしているような予感が散りばめられ、中でも主人公ジェームズ・ボンドの出自を紐解こうとするくだりは今後に受け継がれる大きな伏線となりそうだ。

とはいえ、007に詳しくない人でも本作はひとつの作品として充分に楽しめる。生身にこだわったアクション・シークエンスはとことん魅せるし、悪役シルヴァを演じるハビエル・バルデムはオスカー受賞俳優ならではのとんでもない怪演を見せつける。そして何よりもこの映画はクリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」シリーズがそうだったように、この混沌とした時代(その元凶たるシルヴァはまるでジョーカーやベインのようだ)に起つ英雄たちの奮闘を重厚なまでに謳い上げる筆致に満ちている。

またこの映画をめぐるもうひとつのキーワードは“ロンドン”だ。このオリンピック・イヤーの壮大なフィナーレを奏でるかのごとく、登場人物たちはそれぞれに壮絶なるチェイスの果てにこの国際都市へと導かれていく。かつて007がこれほど大胆にロンドンをフィーチャーしたことがあっただろうか。それに加えて、伝統と革新のせめぎ合いをテーマに掲げた本作は、そのままロンドン、あるいは英国という存在が歩んできた歴史の象徴にさえ思えてくる。

これほどの精神性の密度の高い本作を織り成すにあたっては、やはりオスカー受賞のみならず、シェイクスピアから現代劇まで幅広く手掛ける舞台監督でもあるサム・メンデスの起用以外にありえなかった。彼だからこそボンドの伝統と革新を描けたのであり、ジュディ・デンチやレイフ・ファインズといった錚々たる顔ぶれを巧みに使いこなせたのだろう。

そしてその中央には、まるでシェイクスピア劇から飛び出してきたキャラのような格調高さと人間味を帯びたジェームズ・ボンドの姿。

彼の放つ弾丸は、ボンド史50年を締めくくる合図であると同時に、まさに新たな50年のはじまりを祝福する荘厳な鐘音でもあるのだった。

<CREDIT>

■出演者:ハビエル・バルデム、ジュディ・デンチ、ベレニス・マーロウ、ナオミ・ハリス、レイフ・ファインズ、
アルバート・フィニー 他
■監督: サム・メンデス
■配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

2012年12月1日TOHOシネマズ日劇ほかお正月ロードショー
公式ホームページ http://www.skyfall.jp/

Skyfall (C) 2012 Danjaq, LLC, United Artists Corporation, Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.

【ライター】牛津厚信

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2012年11月14日 by p-movie.com