Mr&Mrs.スミス

一瞬で恋におちたふたり。おたがい、その正体は秘密 ★★★★☆
[05/米]1h58 12月3日より日比谷スカラ座にて全国ロードショー

[製作]アーノン・ミルチャン アキバ・ゴールドマン ルーカス・フォスター ほか
[監督]ダグ・リーマン
[脚本]サイモン・キンバーグ
[出演]ブラッド・ピット アンジェリーナ・ジョリー ヴィンス・ヴォーン
[配給]東宝東和
[宣伝]ドラゴンキッカー

[Mr. and Mrs. Smith:全米公開2005年6月10日]
ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー初共演の話題作で、『ボーン・アイデンティティー』ダグ・リーマン監督のアクション・エンターテインメント超大作。サマーシーズンの競合ひしめく中、見事オープニング初登場1位を獲得し、ハリウッドを代表するトップスター二人の過去出演作全てのオープニング記録を塗りかえる、歴代最高記録となる数字で、二人の新たな代表作となっている。

運命的な出逢いから、電撃結婚をしたふたり。しかし、それはハリウッド映画史上、最も危険な偽装結婚。実はこのふたり、お互い自分の正体を秘密にしていた!直感が頼りの殺し屋Mr.スミスと緻密に暗殺計画を遂行するMrs.スミス。お互いにプロの暗殺者であることを隠したまま、電撃結婚し“スミス夫妻”となる。しかも、それぞれ敵対する組織に所属していることは知らない。そんな、ふたりに平穏な毎日が続くはずもなかった…。

正体がバレたからには、たとえ愛し合うパートナーであっても、48時間以内に相手を始末しなければならないのが、この世界の暗黙のルール。ということで、ジャック・ニコルソン&アンジェリカ・ヒューストンの「女と男の名誉」の現代版のような作品。”壮絶な夫婦ゲンカ”は巨大組織を巻き込む、空前の絶後の“戦闘”へとエスカレートしていく。ダグ・リーマン監督なので、カーチェイスのオマケつき。全米公開から半年以上引っ張ったけど、無難に見れる正月映画です。

オフィシャルサイト:http://mr.smith-john.net/

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カテゴリー: アクション | アメリカ | 映画レビュー

2005年12月5日 by p-movie.com

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

シリーズ4作目 ★★★★☆
[05/米]2h37 11月26日より丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にてロードショー

[製作]デイビッド・ヘイマン
[原作]J・K・ローリング
[監督]マイク・ニューウェル
[脚本]スティーブ・クローブス
[出演]ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリント、レイフ・ファインズ
[配給]ワーナー・ブラザース
[宣伝]レオ・エンタープライズ

[HARRY POTTER AND THE GOBLET OF FIRE:全米公開2005年11月18日]
シリーズ4作目は、初のイギリス監督、「フォー・ウエディング」「モナリザ・スマイル」のマイク・ニューウェルが担当。全米では初のPG-13指定になっている。

新学期初日、ダンブルドア校長の重大発表に、ホグワーツ全体が大きく揺れた!100年ぶりの復活宣言!もはや伝説となった「三大魔法学校対校試合」が今年ここホグワーツで復活を遂げるというのだ!世界の三大魔法学校の生徒が一堂に集まり、1年をかけて魔法の力を競い合う交流戦。今まで中断されていた理由は”夥しい数の死者”という、まさに命がけの競技会!参加資格は17歳以上。立候補した生徒のなかから”炎のゴブレット”が各校の代表選手を選び出す。ところが、3校の代表選手選出後に、4人目の名前が告げられたのだ。ハリー・ポッター!資格もなく、立候補もしていないハリーがなぜ?代表選手に課せられる課題は三つ。試されるのは、はじめに勇気、次に知恵、そして最後に、危険を乗り越える力。死力を尽くして戦うハリー。しかし、本当の戦いはゴールの向こうに待っていた!

今回のメインは、「三大魔法学校対校試合」。それに、ヴォルデモート卿の遂に復活。ラブストーリーは、殆んどオマケ。今回は、新たな序章の始まりである。「スター・ウォーズ」のように、どんどんとこのシリーズも暗くなっていくのだろうか?

オフィシャルサイト:http://www.gobletoffire.jp/

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2005年11月28日 by p-movie.com

大停電の夜に

光が消える。あなたを感じる ★★★★☆
[05/日]2h 11月19日より丸の内ピカデリー2他にて全国松竹・東急系公開

[製作]荒木美也子
[原作]カリュアード(源孝志/相沢友子)
[監督]源 孝志
[脚本]カリュアード(源孝志/相沢友子)
[出演]豊川悦司、田口トモロヲ、原田知世、吉川晃司、寺島しのぶ、井川遥
    阿部力、本郷奏多、香椎由宇、田畑智子、淡島千景、宇津井健
[配給]アスミック・エース
[宣伝]アスミック・エース

[UNTIL THE LIGHTS COME BACK]
「東京タワー」の源監督による、なんとも珍しいオリジナル作品。出演は、「妖怪大戦争」の豊川悦司、「血と骨」の田畑智子、「MASK DE 41」の田口トモロヲ、「サヨナラ COLOR」の原田知世、「レディ・ジョーカー」の吉川晃司、「男たちの大和」の寺島しのぶ、「ヒナゴン」の井川遥、ドラマ「花より男子」の阿部力、「HINOKIO ヒノキオ」の本郷奏多、「真昼ノ星空」の香椎由宇、「シベリア超特急5」の淡島千景、「鳶がクルリと」の宇津井健。

東京がいちばん光輝くクリスマスイヴ。それぞれの事情を抱えた人々が聖夜を迎えようとしたとき、突然、街から灯りが消える。東京が暗闇に包まれる中、ラジオから東京を含む首都圏全域が大規模な停電に見舞われた臨時ニュースが流れる。そして、一年に一度の夜を待ち望む12人たちに、かつてない夜がはじまろうとしていた。

24日の夜から25日の朝までに起こった、停電の東京を舞台に12人が登場する6つのエピソードの群像劇。そのうちの幾つかのエピソードは途中で終り、トヨエツの経営するバーへやって来るのだが、2時間12分はちょっと長いかな。タイムリーなクリスマス時期に見たいとこだが、それまでには終わってしまうよう。

オフィシャルサイト:http://daiteiden-themovie.com/

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2005年11月21日 by p-movie.com

イン・ハー・シューズ

私たちは何度もすりむいて、自分だけの靴をみつける ★★★★☆
[05/米]2h11 11月12日より有楽座にて全国東宝系にてロードショー

[製作]リドリー・スコット、キャロル・フェネロン、リサ・エルジー、カーティス・ハンソン
[原作]ジェニファー・ウェイナー
[監督]カーティス・ハンソン
[脚本]スザンナ・グラント
[出演]キャメロン・ディアス、トニ・コレット、シャーリー・マクレーン
[配給]20世紀フォックス映画
[宣伝]20世紀フォックス映画

[In Her Shoes:全米公開2005年11月]
「チャーリーズ・エンジェル」シリーズのキャメロン・ディアス演じるモテモテだけど無職のマギーと、「アバウト・ア・ボーイ」のトニ・コレット演じる優秀な弁護士だけど恋はうまくいかない姉ローズと、「愛と追憶の日々」のシャーリー・マクレーン演じる祖母による3大女優による人間ドラマ。同名ベストセラー小説を「8 Mile」「L.A.コンフィデンシャル」のカーティス・ハンソン監督が映画化。なんと製作は、リドリー&トニー・スコット兄弟。

マギーの毎日は、浮かれたパーティみたいにふわふわしている。ゴージャスなルックス、でも無責任で定職もお金もない。姉のローズは、成功した弁護士。素敵な靴をクローゼットにたくさん持っているけれど、堅物で恋はいつもうまくいかない。小さいころに母を亡くしたふたりは最良の友達でもあり、やっかいな存在でもある。ある日、決定的な事件を引き起こしたマギーは、ローズと大喧嘩して居候していた彼女の部屋から追い出されてしまう。ついに居場所をなくしてしまったマギーには、夢を叶えたくても叶えられない問題があった。でも偶然、自分に祖母がいることを知ったマギーは、フロリダに住む祖母エラを訪ねて旅に出る。それは、今まで知らなかった本当の自分を発見する旅でもあった。

キャリアはあるけれど、女としての自信がない姉。ルックスは抜群だけれど、仕事さえない妹。そんな正反対の姉妹の葛藤という“女性映画”な題材を、“男のドラマ”が得意なC・ハンソンとリドリー&トニー・スコット兄弟が製作した作品。自分の足にピッタリ合った靴を探す、放浪のシンデレラ物語。今年の秋は、泣ける作品が多い。

オフィシャルサイト:http://www.foxjapan.com/movies/inhershoes/

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2005年11月14日 by p-movie.com

ALWAYS 三丁目の夕日

夢と希望の国民エンタテインメント映画 ★★★★★
[05/日]2h13 11月5日より日劇2にて全国公開

[原作]西岸良平「三丁目の夕日」(小学館/ビッグコミックオリジナル)
[監督]山崎貴
[脚本]山崎貴、古沢良太
[出演]堤真一 薬師丸ひろ子 吉岡秀隆 小雪 堀北真希 もたいまさこ 三浦友和
[配給]東宝株式会社
[宣伝]東宝(株)宣伝部

1974年から連載が始まり現在も連載中の「三丁目の夕日」を、「ジュブナイル」「リターナー」の山崎貴監督が映画化した心温まるヒューマン・ドラマ。出演は、「姑獲鳥の夏」の堤真一、「鉄人28号」の薬師丸ひろ子、「博士の愛した数式」の吉岡秀隆、「ラストサムライ」の小雪、「深紅」の堀北真希、「バーバー吉野」のもたいまさこ、「茶の味」の三浦友和。

昭和33年、東京タワーが完成するこの年、夕日町三丁目では個性豊かな住民たちが暮らしていた。そんなある日、短気だが家族思いの父・則文と優しい母・トモエ、やんちゃな息子・一平が暮らす自動車修理工場・鈴木オートに、青森から六子が集団就職で上京してきました。一方、工場の向かいに住み、何かと則文と反発しあう駄菓子屋・茶川商店の店主茶川竜之介は、三流少年誌に小説を執筆しつつ細々と生活するしがない小説家。そんな彼が恋心を抱く一杯飲み屋のおかみ・ヒロミのところに、引き取り手のない少年が連れられてきました。ヒロミの店で酔っ払った茶川は、ひょんなことから彼の世話をすることになるのですが…。

昭和33年の1年間を通して描く、夢と希望いっぱいの珠玉の感動と希望の物語。こういう人情味溢れる作品は、松竹が得意とする映画だがVFXジャンルを開拓した山崎監督ならではの作品だし、予算的にも無理かな(「日本沈没」も東宝へ移ったし)。 VFX作品は、見終わっても残らない作品が多いが、この作品は例外。というか、こういう使い方もあったのかと感心。今回は、完璧に子役にやられた。これが、ビックリする位に昭和顔をしている。

オフィシャルサイト:http://www.always3.jp/

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カテゴリー: ドラマ | 日本 | 映画レビュー

2005年11月7日 by p-movie.com