アジアの未来
10本中のうち半分が女性監督作品。そういえば以前に協賛企画で女性映画週間って、あったっけ。
レイジー・ヘイジー・クレイジー(香港)
援助交際をしている、3人の女子高生の友情物語。実話が元になっている。
80年代の香港では、この手の3級片が多々製作されて、スー・チーやビビアン・スーが有名になった。
今回の主演3人はオーディションで選ばれたそうだが、今後が楽しみ。
少年バビロン(中国)
勤め始めた工場の女医に恋する青年のはなし。
ラブコメだと思って見ていたら、どんどんしんみりしていった。
告別(中国)
余命少ない頑固な父親と過ごすことにする娘とのドラマ。監督の自伝的な作品で娘役を自ら演じている。一貫して話が暗くて重い。
The Kids(台湾)
10代で子供を設けた夫婦の試練を描いたドラマ。こちらも一貫して、悲惨で救いがない。
父のタラップ車(トルコ)
貧しくて冴えない空港清掃員の父親が、タラップ車を手に入れたことで有名人になってしまうシチュエーション・コメディ。こういう作品は下町コメディ映画祭でやらないとね。
俺の心臓を撃て(韓国)
精神病院で同日に送り込まれた青年2人が、脱走を繰り広げる友情ドラマ。妥協を知らない韓国映画のエンタメ作品。
孤島の葬列(タイ)
タイ南部のイスラム地域へ旅をする、姉弟とその友達3人のロードムービー。
辿り着いた離島で不思議な体験をするのだが、理解が難しいシンキングムービー。
アピチャートポンのテイストを引きずっている。
If Only(インド)
女優の恋人と別れた写真家が、ネットで知り合った女性と旅をするロードムービー。
最近やっと踊らないで2時間以内のインド映画が日本でも公開され始めだが、この作品は踊りもあって106分しかない作品。
だからかラスト近くで、急に話が駆け足に。紹介文に新感覚と載っていたが成る程とうなずけた。
カテゴリー: 映画祭日誌
2015年11月2日 by p-movie.com