どんな大作映画もパロディ化して大笑いできる「最終絶叫計画」の製作チームが
またもや、おバカなパニック・パロディを発信させてくれた。
ちょうど時期的に不況な世界を目の当たりにしてたら、もう笑うしかない。
この笑えるくらいバカバカしい世界を本作で楽しむ他無い気がしてくる。
今回は、人類の危機というテーマに沿って描かれているのだけど、まったくもって
緊迫感は無い。隕石の落下による危機でさえ、ウィル・スミス主演の「ハンコック」や
「アイアンマン」や瞬間移動できる「ジャンパー」も、緑色に変身する「ハルク」でさえ、
この”危機”には役に立たない。本当の危機が迫っていても、
きっと「セックス・アンド・ザ・シティ」のような強いニューヨーカー達が必要なのかも…。
あまりにも沢山のハリウッド映画のパロディが詰まってて、総てを言い当てられたら
相当な映画好きとも言える。
内容的には、詰め込みすぎとも言えなくもないが、この最初の人類の危機が
どうなってしまうのかは気にしなくても大丈夫そうだ。製作の意図はきっと
原題「ディザスター・ムービー」=ひどい映画、と自虐的な面も含まれてるから
ただ、今は笑って笑ってやり過ごすのが正解!という作品なのだろう。
映画「ディザスター・ムービー! おバカは地球を救う」オフィシャルサイト
http://disaster-movie.jp/
人類最大の危機ですが、何か?
1月10日 新宿ピカデリー、渋谷シネパトス他 全国ロードショー
【映画ライター】佐藤まゆみ
タグ:ディザスター・ムービー! おバカは地球を救う
カテゴリー: アメリカ | 映画レビュー
2009年1月9日 by p-movie.com