3月1日鹿児島、15日九州にて先行上映されてきた映画「チェスト!」が4月19日ついに全国公開を迎
えた。
新宿バルト9にて行われた初日舞台挨拶には髙嶋政宏、主演の高橋賢人、宮﨑香蓮、雑賀俊郎監督らが駆けつけ公開を待ちわびた満員の観客達を盛り上げた。
劇中と同じ衣装で登場した主人公の父親・隆夫役の髙嶋は、役作りのためクランクインする前から自費で鹿児島へ行き、方言を覚えるため地元の漁師達と直接話を聞き一晩中飲み明かしたエピソードを披露。また撮影中には漁師らしく見えるようにと、少しでも時間があれば日焼けをしていたため「白くなっていないか?」と日焼けノイローゼになるくらいだったとか。
そんな髙嶋の演技に雑賀監督は「髙嶋さんの親父っぷりは見事!鹿児島弁も完璧すぎて字幕が必要になりそうなくらい!」と太鼓判。
また多くの子供達との撮影については、決して子ども扱いせず一人の俳優として接したことで、タイト
ルでもある自分を乗り越える合言葉「チェスト!」そのままに、大きく成長する様子を肌で感じたと感慨深く語った。
主役・隼人役の高橋は撮影を通じて、作品の中でも描かれている鹿児島に古くから伝わる郷中教育
の教え「負けるな!嘘をつくな!弱いものをいじめな!」の意味を改めて考え、実生活でも実践するよう頑張っていると力強く真っ直ぐな瞳で語った。
またヒロイン・敦美役の宮﨑は初めての映画出演にもかかわらず「鹿児島の皆さんが温かく迎えてくれ、また同世代の女の子達ともすぐに仲良くなれたので撮影にも緊張せず臨めました」と余裕の笑顔。今後の活躍がますます楽しみだ。
そして、特別ゲストとして関東鹿児島県人会連合会を代表して副幹事長の千葉法子さんから出演者
全員と監督へ花束が贈呈された。
千葉さんは「鹿児島で400年伝わる郷中教育という青少年への教えを登場人物の成長を通して描かれ、キラキラした錦江湾、そして桜島、キラキラした役者さんたちの姿を存分に楽しんでいただければと思います。」と温かいエールを送った。
新宿バルト9他全国絶賛上映中
カテゴリー: 特 集
2008年4月22日 by p-movie.com