アース Earth

東京国際映画祭でも上映されたドイツ&イギリス合作のドキュメンタリー。「ディープ・ブルー」「プラネットアース」のスタッフが撮影に5年をかけて、機材は特殊なカメラを使い、音楽もベルリンフィルハーモニー管弦楽団を使用と金の掛かった大作になっている。日本語吹き替え版は、渡辺謙さんがナレーションを担当。

出演は、北極グマ、アフリカ象、ザトウクジラ、アムールヒョウ、ホッキョクギツネ、ニシバショウカジキ。

50万年前、巨大な隕石がまだ若かった地球に衝突した。その衝撃は計り知れず、惑星そのものを23.5度も傾けてしまう。しかし、この衝突事故は大惨事となるどころか、我々が知っている”生命の星・地球”の誕生に重大な役割を果たすこととなったのだ。
この傾斜がなければ、今のような驚くほど多様な地形や四季の移ろいもなかっただろう。そして、生命が生息するための完璧な条件も揃わなかったのだ。太陽を道先案内人として、我々はかつてない旅路へと踏み出す。

北極から始まり地球をグルッと廻ってまた北極で終わり、現在の地球の生態系を地上・空・海と様々な場所から紹介してくれる。見所は、ライオンが集団で象を襲撃したり、サメが水面から飛び出して獲物を取る貴重なシーン。

98分 1月12日より日比谷スカラ座ほかにて、なんと子供料金を500円にして全国ロードショー。
 

【映画ライター】気まぐれ飛行船


カテゴリー: ヨーロッパ | 映画レビュー

2008年2月12日 by p-movie.com