容疑者 室井慎次

レジェンドムービー第2弾 ★★★★☆
[05/日]1h57 8月27日より日劇2ほか 全国東宝邦画系にて公開

[製作]亀山千広
[監督]君塚良一
[脚本]君塚良一
[出演]柳葉敏郎 田中麗奈 哀川翔 八嶋智人 柄本明 佐野史郎 真矢みき 筧利夫
[配給]東宝株式会社
[宣伝]東宝(株)宣伝部

「交渉人 真下正義」に続く、踊るシリーズのレジェンドムービー第2弾。シリーズで脚本を書いてきて、「MAKOTO」で監督デビューした君塚良一監督の2作目。

2005年2月某日―警視庁・室井管理官が、自らが捜査の指揮をとった殺人事件の捜査の責任をとらされ、逮捕されてしまう。室井を救おうとする若き女弁護士。そして、警察の不正を暴くという大義名分をかざして室井を追い詰める弁護士。そこに警察庁と警視庁の確執が絡み、新城や沖田らの尽力も虚しく、事態は最悪の状況に。一方、新宿北署の現場の刑事たちは、殺人事件の真相を追う。そして、今まで語られることのなかった過去が明らかになったとき、室井はさらなる窮地へと追い込まれる。室井は、果たしてシロかクロか?そして殺人事件の真相は…?!

地下鉄不審車両暴走事件から2ヵ月後、新宿で起きた殺人事件の被疑者が、逃走して車に跳ねられ即死する。被疑者の母親に告訴された事で、責任者の室井慎次が逮捕されるというとこから物語はスタート。被疑者が警官だったということで、お馴染みの派閥問題に巻き込まれたり、物語を大袈裟にする法律事務所が登場したりと、展開はグチャグチャ。よくここまで、膨らませて2時間以内で収めたと感心した。面会のシーンで、スリーアミーゴスが登場し(なんと真下と雪乃の結婚式の案内状を届に来るのだ)、青島とか和久という台詞が登場するのだが、「踊る」の中では和久さんは生きてるんだと思ったら、ホロリときた。今回の舞台は新宿北署ということで、撮影は新宿が多いのだが、なんと福島県いわき市の工場跡地に巨大オープンセットを建ててしまった。冒頭の被疑者逃走のシーンは、凄いぞ。

オフィシャルサイト:http://www.odoru-legend.com/


カテゴリー: アクション | サスペンス | ドラマ | 日本 | 映画レビュー

2005年8月29日 by p-movie.com