ザ・インタープリター

悲しみはこれで終わりにしたかった ★★★☆☆
[05/米]2h09 5月21日より有楽座他ほか全国東宝洋画系にてロードショー

[製作]ティム・ビーヴァン エリック・フェルナー ケヴィン・ミッシャー
[原作]マーティン・スティルマン ブライアン・ウォード(白夜書房刊)
[監督]シドニー・ポラック
[脚本]チャールズ・ランドルフ スコット・フランク スティーヴン・ザイリアン
[出演]ニコール・キッドマン ショーン・ペン キャサリン・キーナー イヴァン・アタル
[配給]UIP
[宣伝]キャシディー

[The Interpreter:全米公開2005年4月22日]
国連史上初のNY本部内で、撮影が敢行された政治スリラー。出演は、「奥様は魔女」のニコール・キッドマン、「リチャード・ニクソン 暗殺を企てた男」のショーン・ペン、「マルコヴィッチの穴」のキャサリン・キーナー、「フレンチなしあわせのみつけ方」のイヴァン・アタル。監督は、出演もしている「ザ・ファーム 法律事務所」のシドニー・ポラック。

その事件は、アフリカのマトボ共和国で生まれた国連通訳シルヴィアが、同国の大統領ズワーニの暗殺計画を聞いたと通報したことから始まった。それ以来、彼女の生活は一変した。殺し屋たちのターゲットになり、同時にシークレット・サービスの疑惑の対象になった。シルヴィアを“保護”する捜査官ケラーは、彼女の過去を探るうちに彼女自身が陰謀に関わっているのではないかとの疑いを深めていく。シルヴィアの抱える“秘密”は、ケラーにとっては“嘘”でしかない。彼女は犠牲者か? 容疑者か? それとも…? 数週間前に妻を亡くしたばかりのケラーは、かつてマトボでシルヴィアが体験した悲痛なできごとを知るにつれ、彼女を守り通すことで自分のアイデンティティと愛を取り戻そうとするが…。

アカデミー賞受賞のスタッフ&キャストが贈る、愛と感動のサスペンス。物語はフィクションでマトボという国も架空だが、実際にこのような事が起こってもおかしくないような設定。緊迫した政治スリラーだが、お互いに過去を背負って惹かれあう二人の結びあいは、女性客へのサービスか。

オフィシャルサイト:http://www.inpri.jp/


カテゴリー: アメリカ | 映画レビュー

2005年5月23日 by p-movie.com