歌うときだけ幸せだった ★★★☆☆
[04/仏]1h37 4月9日よりシネスイッチ銀座&シネ・リーブル池袋ほかにて全国順次ロードショー
[製作]ジャック・ペラン アーサー・コーン ニコラ・モヴェルネ
[監督]クリストフ・バラティエ
[脚本]クリストフ・バラティエ
[出演]ジェラール・ジュニョ フランソワ・ベルレアン ジャン=バティスト・モニエ
[配給]日本ヘラルド映画アートハウス・チーム
[宣伝]メゾン
[LES CHORISTES:全仏公開2004年3月17日]
昨年のフランスでNo.1を記録し、多くの人に愛され感動を巻き起こした作品。出演は「バティニョールおじさん」のジェラール・ジュニョ、「ブルー・レクイエム」のフランソワ・ベルレアン、「サン・マルク少年少女合唱団」ソリストのジャン=バティスト・モニエ、「ニュー・シネマ・パラダイス」のジャック・ペラン。
戦後の貧しい暮らしで親との別居を余儀なくされた子供たちの暮らす寄宿舎。体罰を与える校長の厳格な教育方針のもと、子供たちの固く閉ざされた心は悲鳴をあげていた。その声なき声に耳を傾けたのは、新しく赴任してきた中年のさえない音楽教師だった。彼は「歌」を通じて生きることの素晴らしさ、愛すること尊さを教え、無償の愛を子供たちに注ぐ。子供たちの冷たくかじかんだ心を、歌がゆっくり溶かしていく。青白かった子供たちの頬が、喜びでばら色に染まり始める。言葉にできなかった切ない想いが、歌にのせて解き放たれていく。
アカデミー賞の外国語映画賞&主題歌賞の2部門にノミネートされた作品。日本でも文部科学省選定(成人向)されている。とにかく、美しくも切ない歌声に癒されて下さい。製作したジャック・ペランが出演しているのも嬉しい。
オフィシャルサイト:http://www.herald.co.jp/official/chorus/