1968年、パリと愛し合った ★★★☆☆
[03/英・仏・伊]1h57 7月31日よりシネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国順次ロードショー
[製作]ジェレミー・トーマス
[監督]ベルナルド・ベルトルッチ
[原作]ギルバート・アデア(白水社刊)
[脚本]ギルバート・アデア
[出演]マイケル・ピット エヴァ・グリーン ルイ・ガレル
[配給]日本ヘラルド映画
[宣伝]ビターズ・エンド
[The Dreamers イタリア公開2003年9月1日 【R-15】]
「ラストタンゴ・イン・パリ」「シェルタリング・スカイ」「魅せられて」「シャンドライの恋」の“愛の巨匠”ベルナルド・ベルトルッチが描く3人の男女の自由な愛の寓話。出演は「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のマイケル・ピット、リドリー・スコット監督の新作「キングダム・へヴン」が待機中のエヴァ・グリーン、フィリップ・ガレル監督の息子ルイ・ガレル。
両親の留守中、パリに残った双子の兄妹のイザベルとテオは、アンリ・ラングロワが主宰するシネマテークで出会った”パリのアメリカ人”留学生マシューを迷路のようなアパルトマンに招き入れる。3人のシネフィルは映画ゲームに興じるうち、やがて奔放な性へのアヴァンチュールへ繰り出す…。
映画評論家の書いた原作小説は、1930年代から50年代にかけてのフランス・ヌーベルヴァーグにオマージュを捧げた作品。映画評論で討論し合ったり、「はなればなれに」に対抗して、ルーブル美術館を駆け抜けたり(実際に本物のシーンが挿入されている)と思わずニヤニヤしてしまうシーンが多い。レイティングは【R-15】だが、本編はボカシだらけでかなり映像は過激。こんなにボカシを見たのは「天国の口、終りの楽園」以来かも。
オフィシャルサイト:http://www.herald.co.jp/official/dreamers/