ミステリー色の強い第3弾 ★★★★☆
[04/米]2h22 6月26日より丸の内ピカデリー1ほか全国松竹・東急系にてロードショー
[製作]デイビッド・ヘイマン クリス・コロンバス
[原作]J.K.ローリング(静山社刊)
[監督]アルフォンソ・キュアロン
[脚本]スティーブ・クローブス
[出演]ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン ゲイリー・オールドマン アラン・リックマン
[配給]ワーナー・ブラザース映画
[宣伝]レオ・エンタープライズ
[HARRY POTTER AND THE PRIZONER OF AZKABAN 全米公開04年6月4日 日本語吹替版あり]
シリーズ全7作の3作目。クリス・コロンバスが監督から製作にまわり、今回の監督は「大いなる遺産」「天国の口、終りの楽園」のアルフォンソ・キュアロンに変わった為、今回は冬から夏の公開になった。今回の初登場はサブタイトルのアズカバンの囚人シリウス・ブラックに「レオン」のゲイリー・オールドマン、「セブン・イヤーズ・イン・チベット」のデイビッド・シューリス、「ラブ・アクチュアリー」のエマ・トンプソン、「ワイルド・レンジ 最後の銃撃」のマイケル・ガンボン。
ホグワーツ魔法魔術学校の3年生となって戻った3人に、かつてない邪悪な恐怖が待ち受けていた。恐ろしい脱獄囚の魔の手と、それに匹敵する危険な吸魂鬼の一団である。謎の魔法使いブラックはアズカバン監獄から脱走し、ハリーの居所を探しているという(噂によると、ブラックはヴォルデモート卿をハリーの両親に引き合わせ、ひいては両親を死に追いやった張本人。今度はハリーを殺そうとしているらしい)。そこへ、闇の魔術の防衛術の新任教師ルービンが授業で“守護霊の呪文”を教えてくれる。ハリーと危険な脱獄囚シリウス・ブラックとの対決は避けられそうもない。だが、ルービン先生とブラックはどんな間柄なのか?スネイプ先生が明かしたくてウズウズしている恐ろしい秘密とは何なのか? ロンが飼っているネズミのスキャバーズは、なぜロンから逃げようとするのだろう?ハリーはその真相を解明すべく、勇気と魔術と仲間の応援を総動員する。そして、シリウス・ブラックにまつわる数々の謎と、シリウスと自分との接点を突き止めようとするのだが…。
原作を読んでいる人の中でも評判の良いシリーズ第3弾は、ファンタジーよりミステリー色が強い。そして遂に解き明かされるハリーの両親の死の真相。そして今回のシリーズは、やたらと動物が登場。半鳥半馬の「ヒッポグリフ」、ハリーのペットは有名だが、ロンとハーマイオニーにもペットが登場。そして狼男まで。このあたりが、今回の物語のカギを握っている。
オフィシャルサイト:http://www.harrypotter.jp/