記憶を売った報酬は、19個のガラクタ ★★★☆☆
[03/米]1h58 3月13日日比谷スカラ座1ほか全国東宝洋画系にて全国ロードショー
[製作]ジョン・ディヴィス マイケル・ハケット ジョン・ウー テレンス・チャン
[原作]フィリップ・K・ディック(ハヤカワ文庫刊)
[監督]ジョン・ウー
[脚色]ディーン・ジョーガリス
[出演]ベン・アフレック アーロン・エッカート ユマ・サーマン ポール・ジアマッティ
[配給]ユナイテッド・インターナショナルピクチャーズ ファー・イースト
[宣伝]キャシディ
[Paycheck 全米公開2003年12月25日]
「クローン」「マイノリティ・リポート」のフィリップ・K・ディックの近未来サスペンスを、「フェイス/オフ」「M:I-2」のジョン・ウーが映画化。出演はラズベリー賞最多受賞の「GIGLI」がストレートビデオになりそうなベン・アフレック、「ザ・コア」のアーロン・エッカート、「キル・ビル」のユマ・サーマン、「PLANET OF THE APES 猿の惑星」のポール・ジアマッティ。脚色は、「M:I-3」のディーン・ジョーガリス。
近未来。極秘のプロジェクトに参加して、自分の記憶を消すことで多額の報酬を得ているフリーのエンジニアのマイケル。新しい契約で、彼は9200万ドル(約100億円)もの巨額を受け取ることになっていたが、契約後、彼に渡されたのは、19品のガラクタのみ。一体、何故?送り主は、自分自身。この3年間に何があったのか?そこで、何を知ったのか?そして、何故、何者かに命まで狙われるのか?マイケルを救うのは、女性ドクターと19個のガラクタだった。
原作を読んだ人には不満だろうが、ジョン・ウーやサスペンス作品ファンには楽しめる作品。ユマ・サーマンは、「キル・ビル」撮影中にタランちゃんからウー作品を大量に見せられてファンになっていたので、オファーが来た時は喜んで引き受けたそう。でも、こんなに強いドクターいないぞ。ジョニロペと婚約破棄後に日本へキャンペーンでやって来たベンは、あなたの消したい記憶は?と質問されていた。今回もやっぱり、白い鳩が飛ぶ!!
オフィシャルサイト:http://www.paycheck.jp/