ヘブン・アンド・アース

日本へ帰りたくば友を暗殺せよ ★★★☆☆
[03/中]1h58 2月21日よりニュー東宝シネマほか全国東宝洋画系にてロードショー

[製作]イェン・イーユン ワン・チョンチョン
[監督]フー・ピン
[脚本]フー・ピン チャン・ルイ
[出演]中井貴一 チアン・ウェン ヴィッキー・チャオ ワン・シュエチー ハースパーカン
[配給]ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
[宣伝]メディア・スーツ

[WARRIORS OF HEAVEN AND EARTH "天地英雄" ]

東京国際映画祭でワールドプレミアされた、ソニー・ピクチャーズ ワールドシネマのアジア作品。出演は「陰陽師2」の中井貴一、「ミッシング・ガン」のチアン・ウェン、「クローサー」のヴィッキー・チャオ。監督は「双旗鎮刀客」のフー・ピン。

紀元7世紀の中国、唐王朝の最盛期。13歳で大陸に渡り、25年間皇帝の密使として働いてきた遣唐使の来栖に念願の帰国許可が下りた。だが、皇帝は彼に帰国前の最後の任務を命じる。それは、逃亡中の反逆者で、元唐軍の英雄、李の討伐だった。李はインドからの皇帝への重要な献上品“黄金の仏塔(パゴタ)”を運ぶキャラバン隊の護衛をしていた。来栖は李を処罰する前に長安の皇帝に届けることを優先させるべく、キャラバンの護衛に協力、砂漠のシルクロードを共に旅する。だがそれは、仏塔を狙う異民族や盗賊団との待ち受ける苛酷な旅だった。

紀元前7世紀のシルクロードを舞台に、男達の同士と名誉を描いたスペクタクル活劇。砂煙をあげての騎馬軍団との決戦や中井貴一とチアン・ウェンとの対決は素晴らしい。敵対しながらもお互いの実力と立場を尊重する来栖と李の静かな交流、見事なリーダーシップを発揮する李と彼を慕う部下の絆は心に沁みる。これで、CGにもう少しお金が掛かってればなー。

オフィシャルサイト:http://www.sonypictures.jp/heavenandearth/


カテゴリー: アジア | 映画レビュー

2004年2月21日 by p-movie.com