諦めるな、立ち向かえ! ★★★★☆
[03/米]2h21 1月24日より日比谷スカラ座ほか全国東宝洋画系にてロードショー
[製作]ゲイリー・ロス キャスリーン・ケネディ フランク・マーシャル ローラ・ヒレンブランド
[原作]ローラ・ヒレンブランド(ソニー・マガジンズ)
[監督]ゲイリー・ロス
[脚本]ゲイリー・ロス
[出演]トビー・マグワイア ジェフ・ブリッジス クリス・クーパー エリザベス・バンクス
[配給]ユナイテッド・インターナショナルピクチャーズ ファー・イースト
[宣伝]P2
[勇気と感動の実話:Seabiscuit 全米公開2003年7月25日]
436万部を超えるベストセラーの『シービスケット あるアメリカ競走馬の伝説』を「カラー・オブ・ハート」で、トビー・マグワイアを起用したゲイリー・ロスが、製作・脚本・監督した感動作。全米では2ヶ月以上に渡ってベストテンに入った。出演は、「スパイダーマン」のトビー・マグワイア、「ザ・コンテンダー」のジェフ・ブリッジス、「アダプテーション」のクリス・クーパー、「」のエリザベス・バンクス。
大恐慌によって、一家離散に見舞われた天涯孤独の騎手ジョニー・“レッド”・ポラード、巨万の富を手にしながら、愛する者を失った西部の自動車王チャールズ・ハワード、そして、故郷というべき“西部”を近代化の波によって奪われた孤独なカウボーイ、トム・スミス。彼らは、《シービスケット》という一頭の小柄なサラブレッドに導かれるように出逢い、まるで家族のような絆で結ばれ、生きる希望を掴み取る。と同じに、逆境を跳ね返し、過酷な毎日を生きる人々に勇気を与え、“貧しき者たちのヒーロー”として、熱狂的な人気を獲得する。ところがそんな折、レッドは騎手として再起不能な重傷を負い、そして《シービスケット》もまた競走馬として致命的なケガをしてしまう。こうして、彼らの奇跡にも似た再起への闘いが、今、幕を開ける…。
役作りの為に10キロも痩せたトビー・マグワイアは、過酷なトレーニングと撮影で腰を痛めて、一時は「スパイダーマン2」の製作が危ぶまれるほど気合の入った作品。前回紹介した「油断大敵」もそうだったが、こちらも実話だと思えないほどの感動作。レースを真上から撮影するという、今まで見たことの無い映像も堪能できる。永遠のライバルを演じたゲイリー・スティーヴンスは、実際の名誉殿堂入りしたジョッキー。俳優初体験とは、思えない堂々たる名演も見所のひとつ。
オフィシャルサイト:http://www.uipjapan.com/seabiscuit/