クリスマス・ミラクル物語 ★★★★☆
[03/日]1h30 11月8日よりシネセゾン渋谷にてロードショー
[製作]豊田智紀
[監督]今 敏
[脚本]信本敬子 今敏
[声出演]江守徹 梅垣義明 岡本綾 石丸博也 こおろぎさとみ 柴田理恵 犬山犬子
[配給]ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
[宣伝]ビー・ウイング
「パーフェクトブルー」「千年女優」の今 敏監督の新作が、早くも登場。今回も全米での公開が決定。批評家の評判も良く、アカデミー長編アニメ部門へのノミネートも噂されている。声の出演は「さよなら銀河鉄道999」の江守徹、「巌流島」の梅垣義明、「スカイハイ 劇場版」の岡本綾。脚本は「カウボーイビバップ」「白線流し」の信本敬子。
白い雪に染まりいくクリスマスの東京の街。新宿の街の片隅に、威勢よく生きているホームレスたちがいた。元競輪選手のギンちゃん、元ドラッグクイーンのハナちゃん、そして家出少女のミユキの3人組である。聖なる夜に、運命の出会いは訪れた。ゴミ袋の山の中から、大きな声が聞こえてくる。そこには天使のような赤ん坊がいた。ギンちゃんは捨て子だから警察に行けとわめくが、ずっと赤ん坊が欲しかったハナちゃんは”清子”と名前も勝手に決めてしまった。かくして3人の奇妙な名付け親 “ゴッドファーザーズ” は、捨て子の「親探し」を始めることになった。
昨年に「千年女優」が公開されたばかりなのに、早くも新作が登場。赤ん坊の親探しの旅が、徐々に三人のホームレスが家族との再会への旅へとなる展開が面白い。最初は別にアニメじゃなくて実写でも出来そうな設定だが、徐々に物語はエスカレート。後半の叩き込むようなシーンは、アニメでないと不可能でした。「千年女優」は、普段あまりアニメ見ない方に見て欲しかったが、この作品は性別年代問わず誰でも楽しめる作品。
オフィシャルサイト:http://www.spe.co.jp/movie/worldcinema/tgf/