マトリックス・レボリューションズ

救世主の旅、終了 ★★★☆☆
[03/米]2h09 11月5日より丸の内ルーブル&プラゼ-ルほか全国松竹・東急系にて全国ロードショー

[製作]ジョエル・シルバー
[監督]アンディ&ラリー・ウォシャウスキー兄弟
[脚本]アンディ&ラリー・ウォシャウスキー兄弟
[出演]キアヌ・リーヴス キャリー=アンモス ロレンス・フィッシュバーン ヒューゴ・ウィービング ジャダ・ピンケット・スミス モニカ・ベルッチ コリン・チャウ メアリー・アリス
[配給]ワーナーブラザース
[宣伝]レオ・エンタープライズ

[シリーズ最終章:THE MATRIX REVOLUTIONS 全米公開2003年11月5日]

革新的な映像テクノロジーを駆使した、壮大な一大叙事詩も遂にシリーズ完結。世界中の50を越える都市で、11月5日に全世界同時公開が決定。日本では23時からって、ただの映画館泣かせだな。

マトリックスとマシン世界の間にある無人地帯に取り残されたネオは、トリニティー、モーフィアス、ゴーストに救出される。一方、マシンにさえ制御不能となったスミスは、今や現実世界とマトリックスもろともマシン帝国をも破壊しようとする脅威となっていた。そんな中、予言者のオラクルはネオに最後の導きの言葉を告げる。ネオは、彼女がプログラムのひとつであり、その言葉はマトリックスの壮大な計画における虚偽の 1つかもしれないと知りながらも、彼女の導きを受け入れる。ナイオビの助けを得て、ネオとトリニティーは人類がいまだかつて挑んだことのない領域まで入ることを決意。それは焦土と化した地上から恐るべきマシン・シティの心臓部へ入り込む危険極まりない旅だった。この機械化された広大な都市で、ネオはマシン世界の究極のパワー、デウス・エクス・マキナと対峙し、滅びゆくザイオンにとって最後の望みである取引を申し出る。ネオの運命と2つの文明(マシンと人類)の未来はネオとスミスの最後の対決にすべて委ねられた。

今までの作品がなんだったの?と、思ってしまうぐらい分かりやすい展開。現実世界にやって来たセンティネルズ(お馴染みのクラゲのようなマシン)と、ザイオンの勇敢な市民との戦いがメインで、2作目から登場したジーやキッドなどの活躍が目立つ。お馴染みのメンバー活躍は少なく、これが本当に最後なのと思ってしまう。このシーンだけに「1」の総製作費に匹敵するぐらい掛かっているなら、せめてインパクトある親玉やツインズのような悪キャラを出して欲しかった(映像は「ターミネーター」「エイリアン2」「スタシップ・トゥルーパーズ」を思い出す)。クライマックスは、「リローデッド」の予告にもあったネオとスミス最終決着だが、これも今までのような驚く映像仕掛けはなく、全く乗れず(ちょっと「火山高」を思い出してしまった)。

オフィシャルサイト:http://whatisthematrix.warnerbros.com/japan/


カテゴリー: アメリカ | 映画レビュー

2003年11月3日 by p-movie.com