死んだはずの彼女から手紙が届いた ★★★☆☆
[03/日]1h51 6月14日よりほか全国松竹・東急系にてロードショー
[監督]堤幸彦
[脚本]緒川薫
[出演]松田龍平 広末涼子 小池栄子 ドミニク・マーカス
[配給]松竹株式会社
[宣伝]松竹(株)映像宣伝部
東京とNYを舞台に、一つの恋愛を通して、成長していく青年の姿を描いた物語。出演は「ナイン・ソウルズ」「八月のかりゆし」の松田龍平、「秘密」「WASABI」の広末涼子、「サムライガール21」の小池栄子、「イレイザー」「ラウンダーズ」の ドミニク・マーカス。監督はTVシリーズ「金田一少年の事件簿」「ケイゾク」「トリック」の映画化や「溺れる魚」「CHINESE DINNER」の堤幸彦。
大学の写真部にいる瀬川誠人は、ミステリアスでエキセントリックな里中清流(しずる)とキャンパス内で偶然知りあい一緒に暮らし始めた。カメラマンを目指す誠人に影響を受け、写真を始める清流。そして雑誌に写真を応募すると、新人賞を受賞したのは清流だった。この事がきっかけで別れてしまう2人。それから3年後、カメラマンとしては自立したものの理想とギャップに悩んでいた誠人。そこへ清流から手紙が届く。NYのギャラリーで個展を開くので来て欲しいと書いてあった。それからしばらくして、大学時代の友人から清流がNYで、随分前に死んだと聞かされる。誠人は、真相を確かめに NYへ向かった。
9・11のテロ勃発により、一度は無期延期になりかけた作品。TVドラマでは独特の映像表現をしてくる堤監督だが、今回はそれをせずキャラクターを重視した演出で攻めてくる。ラブストーリー→サスペンス→ファンタジーへの構成もなかなか。だが、我慢できずに笑いに手を出しハズシたり、サスペンスのオチが2時間ドラマよりも酷かったりとマイナス面も目立つ。ラストの山下達郎の 2000トンの雨で、上手く収められた感はあり。これは、「グッド・ラック」効果大、製作もTBSだし。
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