PLANET OF THE APES/猿の惑星

未知の衝撃に備えよ。 ★★★★☆
[01/米] 2h00 7月28日より日劇プラザほか全国東宝洋画系全国にてロードショー

原作:ピエール・ブール
制作:リチャード・D・ザナック
監督:ティム・バートン
脚本:ウイリアム・ブロイルス,jr.  ローレンス・コナー&マーク・ローゼンタール
出演:マーク・ウォルバーグ ティム・ロス ヘレナ・ボナム=カーター エステラ・ウォーレン
配給:20世紀フォックス映画
宣伝:20世紀フォックス映画

[驚異の新世紀SF超大作:Planet of the Apes]

1968 年、SF映画史上燦然と輝く名作「猿の惑星」。4本の続編と2つのTVシリーズを生み出し、その後もリメイクの話は何度もあり数々の監督(ジェームズ・キャメロン オリバー・ストーン クリス・コロンバス マイケル・ベイ)の名前は上がり消えていったが、ついに「バッドマン」を斬新に生まれ変わらせたティム・バートンが斬新かつユニークなニュー・バージョンとして蘇らせた。脚本は「キャスト・アウェイ」のウイリアム・ブロイルス,jr.に「マイティー・ジョー」のローレンス・コナー&マーク・ローゼンタール。特殊メイクはお馴染みのリック・ベイカー。出演は 「ブギー・ナイツ」のマーク・ウォルバーグ、「ファイト・クラブ」のヘレナ・ボナム=カーター、「海の上のピアニスト」のティム・ロス、「ドリヴン」のエステラ・ウォーレン、「グリーンマイル」のマイケル・クラーク・ダンカン、「デュエット」のポール・ジャマッティ、「パール・ハーバー」のケリー・ヒロユキ・タガワ。チャールトン・ヘストンが、なんと猿役で特別出演。

西暦2029年の宇宙ステーション、人類は惑星間の探察に訓練したチンパンジーを使用していた。突如、現れた磁場空間に早速偵察ポッドに載せられるチンパンジー、だがすぐに交信不通になってしまう。宇宙飛行士のレオは助けに行くが、彼も時空間に飲み込まれた。着いたところは、猿が人間を支配する惑星。レオは、人間愛護活動家のアリに買われるが一緒に捕まった人間と脱出。彼が別の星から来たと知ったアリは同行する事に。だがこの星を支配していたエイプ軍が黙っている訳がない。レオは発信機により救助を求めて移動している知らないうちに、人間の反乱軍のリーダーになっていた。

前回の「猿の惑星」と違う点は、猿がオランウータンからチンパンジー&ゴリラになっているのと、登場する人間が最初から喋れること。(これが、この作品のキーポイントになっている)リック・ベイカーの猿メイクは目元で誰だが分かる素晴らしい仕上がり(ティム・ロスは怒ってばっかりで目が血走ってるけど)。今回のオチはオリジナルには勝てなかったようだ。特にタイムパラドックスものが好きな自分としては疑問が残る。でもバートンらしい遊び心溢れていた作品で(特にチンパンジーが人間らしいシーン)楽しめる。


カテゴリー: アメリカ | 映画レビュー

2001年7月27日 by p-movie.com