あのキャスト&スタッフが再結集 ★★★★☆
[01/米] 2h10 6月9日より日本劇場ほか全国にてロードショー
監督:スティーブン・ソマーズ
脚本:スティーブン・ソマーズ
出演:ブレンダン・フレイザー レイチェル・ワイズ ジョン・ハナ フレディ・ボース
配給:UIP
宣伝:UIP
‘99の「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」から2年、早くも同じキャスト&スタッフが再び結集。舞台を8年後に移し、ブレンダン・フレイザーとレイチェル・ワイズは結婚して8歳の息子がいる。そして、あの忌まわしいイムホテップがまたもや甦り、新たな敵として全米の人気プロレスラーであるドゥエイン・”ザ・ロック”・ジョンソン扮するスコーピオン・キングも登場。三つ巴の戦いに。
ハムナプトラから帰還してから8年後の 1933年。リック・オコーネルとエヴリンはアレックスという息子と共に世界中を旅して遺跡を発掘していた。そしてエジプトで偶然にも古代の神秘教の闇儀式で生まれたスコーピオン・キングがしていたブレスレットを見つける。同じ頃、あの忌まわしいイムホテップが再び甦っていた。どうにかイギリスの自宅に戻って来たリック達だったが興味本位で息子がブレスレットをはめてしまった。そこへ何者かがやってきてエヴリンとブレスレットの入った箱を奪われた。頼りにならないエヴリンの兄と砂漠の賢人、アーデス・ベイと英国博物館に向いエヴリンを奪回。イムホテップの仕向けたミイラをかわしながら逃げ切ったと思ったが、今度はブレスレットをしたアレックスを誘拐されてしまう。オコーネル一向は、飛行船に乗り込むとイムホテップ達が向かったアム・シェフのオアシスに存在する黄金のピラミッドを目指して息子のアレックス奪回に向かう。だが、ピラミッドにはスコーピオン・キングが待ち構えていた。
8 年後が舞台とはいえ、主要キャストがほぼ同じであるので前作を見直したほうが分かり易い。オープニングでスコーピオン・キングの紹介を延々するのだが、登場するのはラスト。いまいちストーリーが把握しづらいが、映画のほとんどに使われているILMの視覚効果とほぼ全編に流れる音楽の力業があれば、把握できなくても見ているだけで楽しい。全米での大ヒットで早くもパート3の声も掛かり、なんとスコーピオン・キングを主役とした番外編も急遽決定。12月に全米公開される。「グラディエーター」や「X-メン」や前作を思い出すようなシーンばかりで映像に新鮮味はないが、これでどうかという位の視覚効果の渦にお腹いっぱいです。