インビジブル

バーホー版透明人間 ★★★☆☆
[00/米] 1h52 10月14日より日比谷映画ほか全国東宝洋画系にてロードショー

監督:ポール・バーホーベン
出演:ケビン・ベーコン エリザベス・シュー ジョシュ・ブローリン
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
宣伝:メイジャー

ポール・バーホーベンが今まで見た事のない全く新しいタイプの透明人間映画を作った。この最新VFXを駆使した透明人間に扮するのがケビン・ベーコン。映画ではほとんど本人は写ってはいないが透明人間のVFXでは映っている。ほか元ケビンの恋人で同じ研究員にエリザベス・シュー、シューの恋人で同じく研究員に「ミミック」のジョシュ・ブローリン。

国家最高機密に属するプロジェクトで透明化する血清を発明した7人の研究チームは巨大な地下施設に様様な実験動物を飼育して研究に没頭していた。そしてついに透明化したゴリラを元に戻すことに成功する。しかしチームリーダーのセバスチャン(ベーコン)は、この成果を国防省に報告せずに自らが人体実験の被験者になり透明化の実験をする事に。どうにか実験は成功するが、元に戻ることに失敗。透明のまま地下研究所に監禁されてしまったセバスチャンは苛立ちが募り、遂にとんでもない行動に出る。

TVスポットで見た人も多いだろうが実験で消えていく様が、理科の実験室の人体模型のように徐々に消えていくのが凄くリアル。これだけでもこの映画は成功と言えるのでは。実は出演者にオファーがあった時はまだこのVFX技術は出来てなかったとか。ケビン・ベーコンはこの撮影の為にかなり苦労した模様(詳しくはPREMIERE11月号の撮影日記に詳しく載ってます。でもネタバレがあるので鑑賞してからどうぞ)。映画の方はとてもよく出来ていてさすがバーホーベンと言いたいとこですが、どうもクライマックスはやりすぎである映画に似ているのが気になります。


カテゴリー: アメリカ | 映画レビュー

2000年10月14日 by p-movie.com